スマホ外配信の風切り音対策!防風マイク・ウインドスクリーンの選び方

スマートフォンで外配信を始めたら、「ボーボー」という大きな風の音が入り、自分の声が聞こえなくなった経験はないでしょうか。

室内では問題なく使えたスマホでも、屋外ではマイクへ風が直接当たり、視聴者が配信を聞き続けるのが難しいほどの風切り音が発生することがあります。

外配信の風切り音は、配信アプリの設定だけでは十分に抑えられない場合があります。マイクへ風が直接当たらないようにする物理的な防風対策が重要です。

この記事では、スマホ外配信で風切り音が発生する原因、無料でできる対策、スポンジとファータイプの違い、外部マイクやウインドスクリーンの選び方を解説します。

※この記事には商品紹介リンクを含みます。スマートフォンや配信アプリによって外部マイクへの対応状況が異なるため、購入前にメーカー情報とアプリの仕様をご確認ください。

約2年間の配信経験から

筆者は過去にニコニコ生放送で約2年間活動し、スマートフォンを使用した外配信も経験しました。2017年には、ニコニコニュースの「雑談配信者」公式生放送へ、“リア凸雑談配信者”として出演しています。

外配信で特に困ったのが風切り音です。風が強い日に防風対策をせず配信すると、スマートフォンのマイクへ「ボーボー」という大きな音が入り、話している声が聞き取りにくくなりました。状況によっては、そのまま配信を続けるのが難しいほどでした。

この経験から、屋外配信では高価なマイクを用意することだけでなく、マイクへ風を直接当てないための対策が重要だと感じています。

この記事の結論

  • 風上にスマホのマイクを向けない
  • 体や建物を利用して風を遮る
  • 弱い風にはスポンジ、屋外の風にはファータイプを検討する
  • 声を安定して届けたい場合は、口元に付けるピンマイクが使いやすい
  • 購入前に端子・配信アプリ・充電方法を確認する
  • 本番前に短いテスト配信を行う

スマホ外配信で「ボーボー」という音が入る原因

スマホのマイクへ風が直接当たっている

屋外で発生する「ボーボー」「ゴーゴー」という音は、周囲の風景から聞こえる音だけではありません。

スマートフォンや外部マイクへ風が直接当たると、マイクの周囲に空気の乱れが生まれ、大きな低い雑音として収録されます。

配信者にはそれほど強い風に感じられなくても、スマホの小さなマイクでは大きな風切り音になることがあります。

スマホを風上へ向けている

スマホを持つ方向によっても風切り音の大きさが変わります。

風が吹いてくる方向へスマホのマイク部分を向けると、風が直接入りやすくなります。スマホの向きを変えたり、体を風上側に置いたりするだけで、音が改善する場合があります。

スマホケースや指がマイク穴へ干渉している

ケースがマイク穴を一部ふさいでいたり、スマホを持つ指がマイクの近くにあったりすると、音がこもることがあります。

風切り音とは別の問題ですが、屋外の騒音と重なると、さらに声が聞き取りにくくなります。

ノイズ除去だけでは風切り音を抑えきれない

スマートフォンや配信アプリにノイズ低減機能があっても、強い風によって音声が大きく乱れた後では、自然な声へ戻せない場合があります。

ライブ配信は録音と違い、配信後に音声を録り直せません。アプリの処理だけに頼らず、マイクへ当たる風そのものを弱くすることが大切です。

まず試したい無料の風切り音対策

ウインドスクリーンや外部マイクを購入する前に、現在のスマホだけで改善できることがあります。

スマホのマイクを風上へ向けない

風向きを確認し、スマホのマイク部分へ風が正面から当たらない角度にします。

ただし、スマホ本体を衣服や手で完全に覆うと、声までこもる可能性があります。配信画面と音を確認しながら調整してください。

建物や体で風を遮る

壁、建物、風よけになる場所へ移動するだけで改善する場合があります。自分の体を風上側に置き、スマホやマイクを風下側へ配置する方法もあります。

車道、私有地、立入禁止区域などへ移動せず、安全に配信できる場所を選びましょう。

マイクを口元へ近づける

スマホを遠くに置くと、声を拾うためにマイク感度を上げる必要があり、周囲の風や騒音も入りやすくなります。

画角を崩さない範囲でスマホを近づけるか、口元へ装着できるピンマイクを使うと、声と環境音の差をつけやすくなります。

風が強すぎる場合は場所や時間を変える

防風用品を使っても、強風を完全に消せるとは限りません。風によってスマホや三脚が倒れる危険もあります。

天候が悪い日は配信場所を変更する、風が弱くなるまで待つ、屋内配信へ切り替える判断も必要です。




ウインドスクリーンとウインドジャマーの違い

マイクへ当たる風を弱くする防風用品には、スポンジタイプやファータイプがあります。

種類 向いている状況 メリット 注意点
スポンジタイプ 室内の息、弱い風 安価で小さく、取り付けやすい 屋外の強い風では効果が足りない場合がある
ファータイプ 屋外、外配信、強めの風 空気の流れを分散させやすい 対応するマイクの形状と寸法を確認する
フォーム+ファー 屋外での本格的な収音 複数の層で風を抑える製品がある 大きさ、重量、取り付け方法を確認する

弱い風ならスポンジタイプ

スポンジタイプは、マイクへ息が直接当たることで発生する破裂音や、比較的弱い風への対策に使われます。

小型で持ち運びやすい一方、風が強い屋外では十分に抑えられないことがあります。

外配信ではファータイプを検討

屋外で使用する場合は、毛のような素材で空気の流れを分散させるファータイプが候補になります。「ウインドジャマー」や「ファー風防」などの名称で販売されています。

RØDEの専用ウインドシールドも、オープンセルフォームを合成ファーで覆い、風切り音や破裂音を抑える構造を採用しています。

ただし、見た目が似ていても、すべてのマイクへ装着できるわけではありません。マイク部分の直径、長さ、専用品か汎用品かを確認しましょう。

スマホ本体用と外部マイク用はどちらがよい?

費用を抑えるならスマホ本体用の風防

現在のスマホ音声に大きな不満がなく、風切り音だけを減らしたい場合は、スマホ本体のマイク部分へ取り付ける小型風防から試せます。

購入前には、次の点を確認してください。

  • 自分のスマホのマイク位置へ装着できるか
  • カメラやスピーカーをふさがないか
  • スマホケースを付けた状態で使用できるか
  • 粘着式の場合は簡単に外れないか

機種によってマイクの数や位置が異なるため、「スマホ用」と書かれているだけで選ばないことが重要です。

声を近くで拾うなら有線ピンマイク

有線ピンマイクは、襟元など口に近い場所へ固定できます。スマホ本体が離れていても、声を比較的近い位置で拾えるのがメリットです。

価格を抑えやすい一方、歩きながら配信するとケーブルが衣服へ当たり、こすれる音が入ることがあります。ケーブルをクリップで固定し、動作を妨げない長さを選びましょう。

歩きながら配信するならワイヤレスマイク

街歩きやイベント会場周辺など、移動しながら配信する場合はワイヤレスピンマイクが便利です。

送信機を襟元へ付けられ、ファータイプの風防が付属する製品もあります。ただし、製品によって接続端子、通信距離、連続使用時間、充電方法が異なります。

周囲の音も残したいならスマホ用ショットガンマイク

スマホへ直接取り付けるショットガン型マイクは、配信者が向けた方向の音を狙って収音したい場合に候補になります。

専用のファー風防を装着できる製品もあります。スマホへ直挿しする場合は、ケースの厚みで端子を奥まで挿せないことがあるため注意してください。

スマホ外配信用マイクの選び方

スマホの接続端子を確認する

スマホ用マイクには、USB-C、Lightning、3.5mm端子などの種類があります。

変換アダプターを使えば接続できるように見えても、音声入力に対応していない組み合わせがあります。スマホとマイク双方のメーカー情報で対応機種を確認してください。

配信アプリが外部マイクに対応しているか確認する

外部マイクを接続できても、使用する配信アプリがそのマイクを音声入力として利用するとは限りません。

商品を購入する前に、配信アプリの公式ヘルプやサポート情報を確認します。情報が見つからない場合は、手持ちのマイクやイヤホンマイクを使ってテストすると安心です。

ファー風防が付属しているか確認する

外配信を目的にマイクを購入するなら、マイク本体だけでなく、対応するファー風防が付属しているか確認します。

別売りの場合は、同時に購入できるか、長期間入手できそうかも確認しましょう。

配信しながら充電できるか確認する

外部マイクの受信機がスマホの充電端子を使用すると、配信中にスマホを充電できない場合があります。

長時間配信を予定している場合は、受信機に充電用の端子があるか、充電と音声入力を同時に行える構成か確認してください。

連続使用時間を確認する

ワイヤレスマイクは、スマホだけでなく送信機と受信機のバッテリーも管理する必要があります。

予定している配信時間より余裕のある製品を選び、出発前に充電状態を確認します。

音声をモニターできるか確認する

外配信では、配信者本人が風切り音に気づかないことがあります。

イヤホンやヘッドホンで入力音声を確認できる製品なら、配信開始前にノイズや接続状態を確認しやすくなります。

配信前に行う風切り音テスト

防風用品を取り付けても、確認せずに本番を始めるのはおすすめできません。

  1. 実際に使うスマホと配信アプリを準備する
  2. 限定公開など、視聴者が少ない状態でテスト配信する
  3. 屋外でスマホやマイクの向きを変える
  4. 通常の声量で話しながら歩く
  5. 録画や別の端末で配信音声を確認する
  6. 風防の有無で音を比較する

マイクへ向かって息を強く吹きかける試験は、大きなノイズになりやすいため、実際の風に近い環境で比較してください。

重要

ライブ配信では、視聴者から「風の音が大きい」とコメントをもらっても、すぐに気づけないことがあります。配信開始直後に音声確認の時間を取り、問題があれば場所や機材を調整しましょう。

外配信で風切り音以外に確認したいこと

モバイルバッテリー

カメラ、通信、画面表示を同時に使うライブ配信は、通常のスマホ利用より電池を消費しやすくなります。長時間配信ではモバイルバッテリーも準備しましょう。

スマホの発熱

直射日光の当たる場所や気温の高い場所では、スマホが発熱し、配信アプリが停止する可能性があります。

スマホを布で包んで防風しようとすると放熱を妨げることがあるため、マイク部分だけを適切な風防で保護します。

通信状況

映像が途切れる場合は、マイクではなく通信環境が原因の可能性があります。配信予定場所で事前に通信速度を確認しましょう。

周囲の人と個人情報

屋外配信では、通行人の顔、会話、車のナンバー、住所、現在地を特定できる情報が映り込む可能性があります。

撮影や配信が禁止されている場所では配信せず、周囲の人のプライバシーにも配慮してください。自宅へ戻る経路や現在地をリアルタイムで公開しないことも大切です。



スマホ外配信の風切り音についてよくある質問

スポンジを付ければ強風でも配信できますか?

スポンジタイプは弱い風や息への対策には使えますが、屋外の強い風では十分に抑えられない場合があります。強めの風にはファータイプを検討し、危険な強風時は配信場所を変更してください。

100均のスポンジやファーで自作できますか?

形状を工夫すれば風を弱められる場合はありますが、マイク穴を完全にふさいだり、粘着材でスマホを傷めたりする可能性があります。

自作する場合も、事前に音質と固定状態を確認し、歩行中に外れないよう注意してください。

ノイズキャンセリングマイクなら風防は不要ですか?

ノイズ低減機能があっても、マイクへ強い風が直接当たると音声が大きく乱れる場合があります。屋外では、ソフトウェアによる処理と物理的な風防を分けて考えるのがおすすめです。

ピンマイクは服の内側に隠してもよいですか?

風を避けやすくなる場合がありますが、衣服がマイクへこすれる音が入る可能性があります。実際に動きながらテストし、こすれ音が少ない位置へ固定してください。

Bluetoothマイクならどの配信アプリでも使えますか?

配信アプリやスマートフォンによって対応状況が異なります。Bluetoothで接続できても、配信時の入力マイクとして選ばれない場合があるため、購入前にアプリの仕様を確認してください。

まとめ:外配信は高価なマイクより先に防風対策を確認しよう

スマホ外配信では、室内で問題なく使えたマイクでも、風が直接当たることで大きな風切り音が発生します。

まずはスマホの向きや立ち位置を変え、体や建物で風を遮ります。それでも改善しない場合は、ウインドスクリーンや外部マイクを検討しましょう。

  • 弱い風にはスポンジタイプ
  • 屋外の風にはファータイプ
  • 声を近くで拾うならピンマイク
  • 移動しながら配信するならワイヤレスマイク
  • 購入前に端子、アプリ、充電方法を確認
  • 本番前に実際の配信環境でテストする

約2年間の配信経験からも、外配信では風切り音への対策が重要だと感じています。視聴者へ聞き取りやすい声を届けるために、マイクの価格だけでなく、防風用品と設置方法まで含めて準備しましょう。

参考文献・参考URL

※掲載内容は2026年10月9日時点で確認した情報です。製品仕様、対応端末、配信アプリの仕様は変更される場合があります。

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