オリジナル曲を配信リリースする方法!YouTube・サブスク公開までの流れ

オリジナル曲の配信リリースは、YouTube公開とサブスク配信を分けて考える

オリジナル曲が完成したら、YouTubeにMVを投稿するだけでなく、Spotify、Apple Music、LINE MUSICなどの音楽サブスクへ配信したい人も多いと思います。

ただ、初めてだと「YouTubeに投稿するだけでサブスクにも出るの?」「配信代行サービスって必要?」「ジャケット画像や権利確認は何をすればいい?」と迷いやすいです。

結論からいうと、YouTube公開とサブスク配信は別の作業です。

YouTubeへ投稿する場合は、MVや静止画動画をYouTube Studioからアップロードします。SpotifyやApple Musicなどへ配信する場合は、基本的に音楽配信代行サービス、つまりディストリビューターを使って登録します。

この記事の結論
オリジナル曲を配信リリースするには、まず完成音源、ジャケット画像、曲名、アーティスト名、作詞・作曲クレジット、権利確認を準備します。YouTube公開はMVや歌詞動画をアップロードし、サブスク配信はTuneCore Japan、BIG UP!などの配信代行サービスからSpotifyやApple Musicなどへ登録する流れが一般的です。公開日をそろえたい場合は、審査や反映時間を考えて早めに申請しましょう。

YouTube公開とサブスク配信の違い

まず、YouTube公開とサブスク配信の違いを整理しましょう。

公開方法 主な場所 必要なもの 特徴
YouTube公開 YouTube、YouTube Shorts 動画ファイル、タイトル、概要欄、サムネイル MVや歌詞動画として公開しやすい
サブスク配信 Spotify、Apple Music、LINE MUSICなど 音源、ジャケット、楽曲情報、権利情報 音楽配信サービスで聴けるようになる
SNS投稿 X、TikTok、Instagramなど 短尺動画、告知文、リンク 公開後の宣伝に使いやすい
BOOTH販売 BOOTHなど 音源、ジャケット、商品ページ 直接販売や特典付き販売に向いている

YouTubeにMVを投稿しても、自動的にSpotifyやApple Musicへ配信されるわけではありません。

反対に、サブスク配信をしても、YouTubeにMVが自動投稿されるとは限りません。

「YouTubeでMV公開」「サブスクで音源配信」「Shortsで告知」というように、目的ごとに使い分けるのがおすすめです。





オリジナル曲の配信リリース前に準備するもの

配信リリースでは、音源だけでなく、ジャケット、曲名、クレジット、権利情報も必要になります。

先に準備しておくと、YouTube投稿もサブスク配信もスムーズに進められます。

準備するもの 内容 必要度
完成音源 ミックス・マスタリング済みの最終音源 ★★★★★
MV・歌詞動画 YouTube投稿用の動画ファイル YouTube公開に必要
ジャケット画像 サブスク配信用のカバー画像 ★★★★★
曲名 正式な表記、英字表記、読み方 ★★★★★
アーティスト名 VTuber名、歌い手名、ユニット名など ★★★★★
作詞・作曲・編曲クレジット Lyrics、Music、Arrangementなど ★★★★★
歌詞 歌詞表示や概要欄に使う文章 ★★★★☆
権利確認 収益化、配信、二次利用、Content IDなど ★★★★★
公開日 YouTubeとサブスクを同日にするか決める ★★★★☆

配信代行サービスでは、音源形式やジャケット画像の条件が決まっている場合があります。

サービスごとにルールが違うため、登録前に公式ヘルプを確認しましょう。

オリジナル曲をYouTubeで公開する流れ

YouTubeで公開する場合は、音声ファイルだけでなく動画ファイルが必要です。

MVがあるならMVを、予算を抑えたい場合は一枚絵に音源を合わせた静止画動画や歌詞動画を用意します。

  1. 完成音源を用意する
  2. MV・歌詞動画・静止画動画を作る
  3. サムネイルを用意する
  4. YouTube Studioにログインする
  5. 動画ファイルをアップロードする
  6. タイトル・概要欄・タグ・サムネイルを設定する
  7. 公開範囲を設定する
  8. 予約投稿やプレミア公開を設定する
  9. 公開後に固定コメントや概要欄でサブスクリンクを案内する

YouTube公式ヘルプでは、YouTube Studioから動画をアップロードする方法や、サポートされているファイル形式が案内されています。

公開日を盛り上げたい場合は、通常公開だけでなく、プレミア公開も検討できます。

MV制作費については、以下の記事で詳しく解説しています。

VTuberのオリジナル曲MVはいくらかかる?イラスト・動画制作の費用相場

Spotify・Apple Musicなどへサブスク配信する流れ

SpotifyやApple Musicなどの音楽配信サービスへ出す場合は、ディストリビューターと呼ばれる音楽配信代行サービスを使うのが一般的です。

Spotify for Artistsでは、音楽はディストリビューター経由でSpotifyへアップロードされると案内されています。

Apple Music for Artistsも、独立アーティストや小規模レーベルに対して、配信パートナーを通じてApple MusicやiTunes Storeへ楽曲を提出することを案内しています。

サブスク配信の基本的な流れ

  1. 配信代行サービスを選ぶ
  2. アカウントを作成する
  3. アーティスト情報を登録する
  4. ジャケット画像を登録する
  5. 曲名・アーティスト名・リリース情報を入力する
  6. 完成音源をアップロードする
  7. 作詞・作曲・編曲などのクレジットを入力する
  8. 配信ストアを選ぶ
  9. 公開日を設定する
  10. 審査を待つ
  11. 配信開始後、リンクをSNSやYouTube概要欄で告知する

日本で使われる配信代行サービスには、TuneCore JapanやBIG UP!などがあります。

サービスごとに料金、配信先、売上の受け取り方、審査、楽曲登録方法が違うため、最新の公式情報を確認して選びましょう。

YouTube公開とサブスク配信は同日にした方がいい?

オリジナル曲の公開日は、YouTubeとサブスクを同日にする方法も、先にYouTubeでMVを出してからサブスク配信する方法もあります。

どちらが正解というより、活動目的に合わせて選ぶのがおすすめです。

公開方法 メリット 注意点
同日公開 告知を一気にまとめやすい サブスク審査や反映遅れを見込む必要がある
YouTube先行 MV公開で盛り上げてから配信へつなげられる サブスクリンクを後から追記する必要がある
サブスク先行 音源を先に聴いてもらえる MV公開時の新鮮さが少し弱くなる場合がある
記念配信と同時 誕生日・周年と合わせて盛り上げやすい スケジュール遅れに弱い

VTuberや歌い手の場合は、YouTubeのMV公開を中心にしつつ、概要欄や固定コメントにサブスク配信リンクを置く流れが分かりやすいです。

ただし、サブスク配信は審査や各ストア反映に時間がかかることがあります。

公開日をそろえたい場合は、余裕を持って登録しましょう。

配信リリースで確認すべき権利

オリジナル曲を配信リリースする前に、必ず権利関係を確認しましょう。

特に、作詞・作曲・編曲・MIX・イラスト・動画を外注している場合は、「YouTube投稿はOKだが、配信リリースは別条件」ということもあります。

  • 作詞者・作曲者・編曲者のクレジット
  • YouTube投稿の可否
  • YouTube収益化の可否
  • サブスク配信の可否
  • 音源販売の可否
  • 歌詞掲載の可否
  • ジャケット画像の配信利用可否
  • MVイラストのサムネイル利用可否
  • Content ID登録の有無
  • JASRACやNexToneなどへの管理状況
  • 二次利用や別アレンジの可否

JASRACは、Apple MusicやSpotifyなどの既存の音楽配信サービスでJASRAC管理楽曲を配信する場合の手続きについて案内しています。

自分のオリジナル曲であっても、外注した作詞・作曲・編曲の権利条件や、管理団体への登録状況は確認しておきましょう。

著作権まわりは、以下の記事でも詳しく解説しています。

VTuberのオリジナル曲の著作権は誰のもの?商用利用・収益化・二次利用を解説

歌い手のオリジナル曲の著作権は誰のもの?収益化・配信・二次利用を解説





配信リリースで失敗しやすいポイント

初めての配信リリースでは、次のような失敗が起こりやすいです。

  • YouTube公開だけでサブスク配信も完了したと思ってしまう
  • 配信代行サービスへの登録が直前になる
  • ジャケット画像の規定を確認していない
  • アーティスト名の表記ゆれがある
  • 曲名の表記がYouTubeとサブスクで違う
  • 作詞・作曲クレジットを確認していない
  • サブスク配信の使用許可を取っていない
  • Content ID登録の扱いを確認していない
  • 公開日当日にサブスクリンクが間に合わない
  • 概要欄にクレジットやリンクを整理していない

特に注意したいのは、アーティスト名と曲名の表記です。

YouTube、Spotify、Apple Music、X、公式サイトで表記がバラバラだと、検索や告知で見つけてもらいにくくなります。

リリース前に、正式表記を一つに決めましょう。

配信リリース前のチェックリスト

公開前には、次の項目を確認しておくと安心です。

確認項目 チェック内容
音源 MIX・マスタリング済みの最終音源か
動画 YouTube用のMV・歌詞動画が完成しているか
ジャケット サブスク配信に使える画像か
タイトル 曲名の表記が決まっているか
アーティスト名 表記ゆれがないか
クレジット 作詞・作曲・編曲・MIX・イラスト・動画の表記を確認したか
権利 YouTube収益化、サブスク配信、二次利用が許可されているか
公開日 YouTubeとサブスクの公開日をどうするか決めたか
リンク 公開後に概要欄・固定コメント・SNSへ貼るリンクを整理したか
告知 事前告知、当日投稿、公開後のShortsを準備したか

配信リリースは、曲を登録して終わりではありません。

公開前後の告知までセットで考えると、リスナーに届きやすくなります。

リリース告知の流れ

オリジナル曲を出すなら、公開前から告知を始めましょう。

急に「公開しました」と出すより、少し前からリスナーに期待してもらう方が反応を得やすくなります。

時期 やること
2週間前 オリジナル曲公開予定を告知する
1週間前 タイトル、ジャケット、公開日を出す
3日前 サビの一部やMVスクショを出す
前日 プレミア公開や配信URLを案内する
当日 MV公開、固定ポスト、概要欄整備をする
公開後 Shorts、歌枠、制作裏話、サブスクリンクで継続告知する

YouTube公開後は、Shortsでサビを切り出したり、歌枠で本人が歌ったりすると、曲を繰り返し知ってもらえます。

公開後の伸ばし方は、以下の記事でも解説しています。

VTuberのオリジナル曲の再生数を伸ばす方法!公開前後の告知とShorts活用術

配信リリース相談テンプレート

作曲家や制作担当に、配信リリースまで見据えて相談するときは、次のテンプレートを使うと分かりやすいです。

オリジナル曲・配信リリース相談テンプレート

はじめまして。VTuber・歌い手として活動している〇〇と申します。
オリジナル曲の制作と配信リリースについてご相談したく、ご連絡しました。

【公開したい場所】
・YouTubeでMV公開
・YouTube Shortsで告知
・Spotify、Apple Music、LINE MUSICなどのサブスク配信
・歌枠、記念配信での歌唱

【希望する公開日】
〇月〇日の記念配信に合わせて、YouTube公開とサブスク配信をできるだけ同日にしたいです。

【確認したいこと】
・YouTube投稿に使用できますか。
・YouTube収益化に使用できますか。
・サブスク配信に使用できますか。
・作詞、作曲、編曲のクレジット表記はどうすればよいですか。
・Content ID登録の予定はありますか。
・配信代行サービスへ登録する際に注意することはありますか。
・ジャケット画像やMVイラストを配信にも使用してよいですか。

【用意できるもの】
・完成音源
・歌詞
・ジャケット画像
・MVまたは歌詞動画
・クレジット情報
・公開告知用の画像やShorts

後から権利や使用範囲で認識違いが出ないよう、事前に確認できればと思っております。
よろしくお願いいたします。

配信リリースを考えている場合は、曲が完成してからではなく、制作依頼の段階で伝えておくのがおすすめです。

使用範囲を最初に共有しておくと、後から追加料金や確認作業が発生するリスクを減らせます。

VTuber・歌い手向け「はじめてのオリ曲制作室」について

初めてのオリジナル曲では、曲を作るだけでなく、どこで公開するかまで考える必要があります。

  • YouTubeでMV公開したい
  • SpotifyやApple Musicにも出したい
  • サブスク配信できる権利条件にしたい
  • ジャケットやMVまでまとめて準備したい
  • 記念日に合わせて公開したい
  • 公開後にShortsや歌枠で広げたい

こうした悩みがある場合は、最初から配信代行や権利の細かい用語をすべて覚える必要はありません。

まずは、公開したい場所、公開日、予算、使用範囲を整理するところから始めましょう。

VTuber・歌い手向けのオリジナル曲制作を相談したい方へ

「YouTube公開やサブスク配信まで見据えてオリジナル曲を作りたい」「初めての配信リリースで何を準備すればいいか分からない」という方は、楽曲提供ページからご相談ください。


VTuber・歌い手向けオリジナル曲制作の相談はこちら

オリジナル曲の配信リリースに関するよくある質問

オリジナル曲を配信リリースするには何が必要ですか?

完成音源、ジャケット画像、曲名、アーティスト名、作詞・作曲クレジット、権利確認、配信代行サービスの登録が必要です。YouTube公開の場合は、MVや静止画動画などの動画ファイルも用意します。

YouTubeに投稿すればサブスクにも配信されますか?

通常は自動では配信されません。SpotifyやApple Musicなどへ出すには、配信代行サービスを使って別途登録する流れが一般的です。

Spotifyに直接アップロードできますか?

Spotifyは、音楽はディストリビューター経由でアップロードされると案内しています。個人で出す場合は、配信代行サービスを選んで登録するのが基本です。

Apple Musicへ配信するにはどうすればいいですか?

Apple Music for Artistsでは、独立アーティストや小規模レーベルに配信パートナー利用を案内しています。配信代行サービスを通じてApple Musicへ楽曲を提出する流れになります。

YouTube公開とサブスク配信は同日にできますか?

できますが、サブスク配信には審査や各ストアへの反映時間があります。同日公開したい場合は、余裕を持って配信申請しましょう。

配信リリースにジャケット画像は必要ですか?

サブスク配信ではジャケット画像が必要になるのが一般的です。画像サイズや内容のルールは配信代行サービスごとに違うため、公式ヘルプを確認してください。

作曲依頼した曲をサブスク配信してもいいですか?

契約や使用許諾の内容によります。YouTube投稿は可能でも、サブスク配信は別条件の場合があるため、作詞者・作曲者・編曲者に確認しましょう。

Content IDは登録した方がいいですか?

活動方針によります。無断利用対策には役立つ場合がありますが、自分や協力者の動画に申し立てが出る可能性もあるため、登録前に仕組みと影響を確認しましょう。

配信後に曲名やアーティスト名を直せますか?

配信代行サービスやストアによって対応が異なります。修正できない場合や、配信停止・再登録が必要になる場合もあるため、登録前に表記をよく確認しましょう。

関連記事

まとめ:オリジナル曲の配信リリースは、音源・動画・権利・告知をセットで準備しよう

オリジナル曲を配信リリースするには、YouTube公開とサブスク配信を分けて考えることが大切です。

YouTubeではMVや歌詞動画をアップロードし、SpotifyやApple Musicなどのサブスク配信では配信代行サービスを使って楽曲を登録します。

公開前には、完成音源、MV、ジャケット画像、曲名、アーティスト名、作詞・作曲クレジット、権利条件を整理しましょう。

特に、外注したオリジナル曲を配信する場合は、YouTube収益化、サブスク配信、Content ID、二次利用の可否を事前に確認しておく必要があります。

公開日をそろえたい場合は、審査や反映の時間を見込んで早めに申請しましょう。

配信リリースは、曲を出して終わりではありません。

YouTube概要欄、固定コメント、SNS、Shorts、歌枠、記念配信までセットで動かすことで、オリジナル曲をリスナーに届けやすくなります。

参考文献・参考サイト

この記事では、オリジナル曲のYouTube公開、サブスク配信、配信代行サービス、音楽配信、権利確認に関する情報について、以下の公式情報を参考にしています。

※配信代行サービスの料金、配信先、審査期間、音源形式、ジャケット画像の条件、売上の受け取り方、Content IDの扱いはサービスごとに異なります。登録前に必ず公式ヘルプと利用規約を確認してください。

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