歌い手のオリジナル曲はいくらかかる?作曲依頼の費用相場と予算の決め方

歌い手のオリジナル曲は、簡易制作なら1万円台から、本格制作なら5万円以上を見ておきたい

歌い手として活動していると、歌ってみた動画だけでなく、いつか自分だけのオリジナル曲を作りたいと思うタイミングがあります。

誕生日記念、活動周年、初ライブ、YouTube投稿、歌枠の定番曲、ファンへの感謝を伝える曲など、オリジナル曲があると活動の見え方が大きく変わります。

ただ、初めて作曲依頼をする人にとって、一番不安なのは「結局いくらかかるのか」ではないでしょうか。

結論からいうと、歌い手のオリジナル曲は、作曲のみや短い曲なら1万円台から依頼できる場合もあります。

しかし、作詞・作曲・編曲・仮歌・ボーカルMIX・マスタリングまで含めて、YouTubeに公開できる1曲として仕上げるなら、5万円〜15万円前後を目安に考えると失敗しにくいです。

この記事の結論
歌い手のオリジナル曲制作費は、どこまで依頼するかで大きく変わります。作曲のみなら1万〜5万円前後、作詞・作曲・編曲までなら3万〜10万円前後、MIXやマスタリング、MV公開まで考えるなら10万円以上を見ておくと安心です。初めてなら、曲代だけでなく、録音・MIX・動画制作まで含めた総額で予算を決めましょう。

歌い手のオリジナル曲制作費用の相場

まずは、歌い手がオリジナル曲を作るときの大まかな費用感を整理します。

依頼内容 費用の目安 向いている人
作曲のみ 1万〜5万円前後 歌詞や編曲を別で用意できる人
作詞のみ 5,000円〜3万円前後 メロディはあるが歌詞が書けない人
編曲のみ 2万〜8万円前後 メロディやコードはあるが伴奏を作れない人
作詞・作曲・編曲 3万〜15万円前後 ゼロから歌もの曲を作りたい人
仮歌 5,000円〜3万円前後 歌い方の見本がほしい人
ボーカルMIX 1万〜5万円前後 録音した歌声を公開用に整えたい人
マスタリング 5,000円〜3万円前後 音量や質感を整えたい人
MV・歌詞動画 1万〜10万円以上 YouTube投稿や記念公開をしたい人

この表はあくまで目安です。

作家の実績、ジャンル、納期、修正回数、商用利用、著作権の扱い、ボーカルMIXの有無によって金額は変わります。

大切なのは、表示価格だけを見るのではなく、自分が公開したい形までに必要な総額で考えることです。





なぜオリジナル曲の費用に差が出るのか

オリジナル曲の費用に差が出る理由は、作業範囲が人によってまったく違うからです。

同じ「オリジナル曲制作」と書かれていても、実際には次のような違いがあります。

  • ワンコーラスなのか、フルコーラスなのか
  • 作曲のみなのか、編曲まで含むのか
  • 作詞も依頼するのか
  • 仮歌が付くのか
  • ボーカルMIXまで含むのか
  • マスタリングまで含むのか
  • 生楽器の録音があるのか
  • 商用利用が料金内に含まれるのか
  • 著作権譲渡があるのか
  • 修正回数が何回までか
  • 短納期対応が必要か

安いプランが悪いわけではありません。

ただし、安いプランでは「作曲のみ」「ワンコーラスのみ」「MIX別」「商用利用は別料金」「修正は1回まで」など、範囲が限定されていることがあります。

金額だけで判断せず、何が含まれていて、何が別料金なのかを確認しましょう。

予算別:歌い手のオリジナル曲でできること

次に、予算ごとにどこまでできるかを見ていきます。

1万〜3万円:まずは短いオリジナル曲を作りたい人向け

1万〜3万円前後では、作曲のみ、ワンコーラス、簡易アレンジ、配信用の短いテーマ曲などが中心になります。

「まずは自分のオリジナル曲を持ってみたい」「歌枠のエンディング用に短い曲がほしい」という人には選択肢になります。

ただし、この価格帯では、作詞、フルコーラス編曲、ボーカルMIX、マスタリング、商用利用などが含まれない場合もあります。

3万〜8万円:初めての歌い手オリ曲で現実的な予算

歌い手が初めてオリジナル曲を依頼するなら、3万〜8万円前後は現実的な予算帯です。

作曲・編曲まで含めたフルコーラスや、作詞込みのシンプルな歌もの制作を相談しやすくなります。

YouTube投稿、活動周年、誕生日記念、歌枠で長く歌う曲を作りたい人に向いています。

初めてならここが目安
初めてのオリジナル曲では、豪華なアレンジよりも、自分の声に合っていて、何度も歌える曲を優先するのがおすすめです。3万〜8万円前後で、作編曲まで相談できる依頼先を探すと始めやすいです。

8万〜15万円:公開用の完成度をしっかり上げたい人向け

8万〜15万円前後になると、作詞・作曲・編曲に加えて、仮歌、ボーカルMIX、マスタリング、細かい修正まで相談しやすくなります。

MV公開、記念投稿、配信リリース、ライブ披露など、しっかり見せたい曲なら、このあたりの予算を見ておくと安心です。

歌い手の場合、自分の声をどう聴かせるかが大切なので、MIXやキー調整に予算を残しておくことも重要です。

15万円以上:MV・リリース・本格制作まで考える人向け

15万円以上の予算がある場合は、より本格的な制作がしやすくなります。

生楽器の録音、複数人での制作、ハイクオリティなMIX、MV制作、配信リリースを見据えた制作なども視野に入ります。

ただし、初めてのオリジナル曲で必ずここまで必要というわけではありません。

大切なのは、自分の活動規模と公開目的に合った予算を組むことです。

歌い手のオリ曲予算は「曲代+MIX代+動画代」で考える

歌い手がオリジナル曲を公開する場合、曲そのもの以外にも費用がかかることがあります。

項目 必要度 補足
楽曲制作費 必須 作詞・作曲・編曲など
ボーカル録音 必須 自宅録音またはスタジオ録音
ボーカルMIX かなり重要 歌声と伴奏をなじませる
マスタリング 公開品質を上げるなら必要 音量や質感を整える
イラスト MVやサムネで必要 動画の見え方に関わる
動画制作 YouTube投稿なら検討 歌詞動画、MV、静止画動画など
配信リリース費 必要に応じて サブスク配信する場合に検討

曲そのものを5万円で作れても、MIX、イラスト、動画まで含めると、全体では10万円以上になることがあります。

そのため、予算を決めるときは「作曲依頼だけの金額」ではなく、公開までの総額で考えましょう。

作曲依頼で見積もり前に決めておくこと

見積もりをお願いする前に、次の項目を整理しておくとスムーズです。

決めること 具体例 費用への影響
曲の目的 初オリ曲、周年、誕生日、ライブ用 完成度や尺が変わる
曲の長さ ワンコーラス、フルコーラス フルの方が高くなりやすい
作詞の有無 自分で書く、作詞も依頼する 作詞込みだと追加費用
編曲の有無 簡易伴奏、本格アレンジ 完成度と費用に直結
MIXの有無 作曲家に頼む、別のMIX師に頼む 別予算が必要
公開場所 YouTube、ライブ、配信リリース 使用範囲確認が必要
納期 1か月後、3か月後など 短納期は追加料金になりやすい

特に、曲の目的、依頼範囲、予算、納期、使用範囲は最初に伝えましょう。

「いくらですか?」だけでは、作曲家側も正確な見積もりを出しにくくなります。





歌い手が費用を抑えてオリジナル曲を作るコツ

初めてのオリジナル曲で、いきなり大きな予算を出すのが不安な人もいると思います。

その場合は、次の方法で費用を抑えやすくなります。

ワンコーラスから作る

フルコーラスではなく、まずは1分〜1分半ほどのワンコーラス曲にする方法です。

自己紹介動画、歌枠のエンディング、ショート動画、記念配信のテーマ曲などに使いやすく、初めてのオリ曲として試しやすいです。

歌詞の一部を自分で書く

歌詞をすべて作詞家に任せるのではなく、入れたい言葉やテーマだけでも自分で用意すると、本人らしさが出やすくなります。

歌い手の場合、リスナーへの感謝や活動のストーリーが大切になることも多いです。

全部を書けなくても、「入れたい言葉」「避けたい言葉」「曲で伝えたい気持ち」をメモしておくとよいです。

参考曲を明確にする

参考曲があいまいだと、修正回数が増えやすくなります。

「この曲のサビの開放感が好き」「この曲のギターの雰囲気が好き」「この曲くらいのキーが歌いやすい」など、好きなポイントを具体的に伝えましょう。

MIXや動画費用を別で確保する

曲代だけに予算を使い切ると、歌入れ後のMIXや動画制作で困ることがあります。

YouTube投稿を考えているなら、最低でもMIX費用とサムネイル・動画費用は別に見ておくと安心です。

納期に余裕を持つ

短納期は追加料金になったり、修正時間が少なくなったりする可能性があります。

誕生日や周年に合わせるなら、公開予定日の2〜3か月前には相談しておくと進めやすいです。

安すぎる作曲依頼で注意したいこと

低価格の作曲依頼がすべて悪いわけではありません。

新人作家が実績作りのために安く受けている場合もありますし、シンプルな内容だから安い場合もあります。

ただし、次の点は必ず確認しましょう。

  • 作曲のみか、編曲まで含むか
  • ワンコーラスか、フルコーラスか
  • 作詞は含まれるか
  • 仮歌は付くか
  • ボーカルMIXは含まれるか
  • マスタリングは含まれるか
  • 商用利用できるか
  • YouTube収益化で使えるか
  • ライブで歌えるか
  • 配信リリースできるか
  • 修正は何回までか
  • クレジット表記は必要か
  • 実績公開される可能性があるか

「安いと思って依頼したら、MIXが別料金だった」「YouTube収益化は追加料金だった」「フルコーラスではなかった」ということも起こりえます。

初めて依頼する場合は、料金の安さよりも、見積もり内容が分かりやすい作曲家を選ぶのがおすすめです。

歌い手のオリ曲で権利・使用範囲を確認する

歌い手のオリジナル曲では、費用だけでなく権利と使用範囲も大切です。

オリジナル曲を依頼したからといって、必ず著作権が依頼者に移るとは限りません。

多くの場合は、作曲家や作詞家が権利を持ったまま、依頼者が決められた範囲で楽曲を使える「使用許諾」の形になります。

依頼前には、次の用途が可能か確認しましょう。

  • YouTube投稿
  • YouTube収益化
  • 歌枠・配信での歌唱
  • ライブ使用
  • SNS投稿
  • ショート動画使用
  • 配信リリース
  • CD販売
  • グッズ・特典音源への収録
  • カラオケ配信

YouTubeヘルプでは、収益化対象にするコンテンツについて、商用利用するために必要な権利を持っていることが求められています。

また、JASRACはYouTubeなどの動画投稿サービスでの音楽利用について案内しています。

後からトラブルにならないように、使用範囲やクレジット表記は文章で確認しておきましょう。

作曲依頼の見積もりテンプレート

作曲家に費用を相談するときは、以下のような形で送ると分かりやすいです。

歌い手向け・見積もり相談テンプレート

はじめまして。歌い手として活動している〇〇と申します。
オリジナル曲の制作費用についてご相談したく、ご連絡しました。

【活動場所】
YouTube:〇〇
X:〇〇

【曲の目的】
初めてのオリジナル曲としてYouTubeに投稿したいです。
今後、歌枠やライブでも歌いたいと考えています。

【希望する曲の雰囲気】
明るく前向きで、リスナーさんへの感謝が伝わる曲にしたいです。
サビは覚えやすく、自分の声が映える曲を希望しています。

【参考曲】
・〇〇:サビの開放感が好きです。
・〇〇:ギターの雰囲気を参考にしたいです。
・〇〇:歌詞の距離感が好きです。

【依頼したい範囲】
作詞・作曲・編曲・仮歌まで相談したいです。
MIXやマスタリングも対応可能か教えていただきたいです。

【使用範囲】
YouTube投稿、YouTube収益化、歌枠での歌唱、ライブ使用、SNS投稿を考えています。

【希望納期】
〇月〇日ごろまでに完成希望です。

【予算】
〇万円前後で考えています。
内容によって相談可能です。

お見積もり可能でしたら、制作範囲、料金、納期、修正回数、使用範囲について教えていただけますと幸いです。

予算が少ない場合でも、正直に伝えた方が現実的な提案を受けやすくなります。

「この予算ならワンコーラス」「今回は作編曲のみ」「MIXは別依頼」など、できる範囲を相談しましょう。

歌い手・VTuber向け「はじめてのオリ曲制作室」について

初めてのオリジナル曲制作では、費用のことだけでも分からないことが多いと思います。

  • 作曲だけ頼めば完成するのか分からない
  • MIXまで頼むべきか迷っている
  • 予算内でどこまで作れるか知りたい
  • 自分の声に合う曲を作ってほしい
  • 歌枠やライブで何度も歌える曲がほしい
  • リスナーに覚えてもらえるオリジナル曲がほしい

こうした悩みがある場合は、最初から完璧な依頼文を作る必要はありません。

活動内容、歌いたい雰囲気、予算、公開予定日を整理するところから始めれば大丈夫です。

歌い手・VTuber向けのオリジナル曲制作を相談したい方へ

「初めてのオリ曲で費用感が分からない」「予算内でどこまで作れるか相談したい」「自分の歌声に合う曲を一緒に考えてほしい」という方は、楽曲提供ページからご相談ください。


歌い手・VTuber向けオリジナル曲制作の相談はこちら

歌い手のオリジナル曲費用に関するよくある質問

歌い手のオリジナル曲は最低いくらから作れますか?

作曲のみや短い曲であれば、1万円台から依頼できる場合もあります。ただし、作詞・作曲・編曲・MIXまで含めてYouTube投稿用に仕上げるなら、5万円以上を見ておくと安心です。

3万円でもオリジナル曲は作れますか?

作れる可能性はあります。ただし、作詞やMIXが別料金だったり、ワンコーラスのみだったりする場合があります。3万円で依頼するなら、作曲・編曲・MIXのうち何を優先するか決めておきましょう。

作曲と編曲は別料金ですか?

作家やプランによります。作曲はメロディやコードを作る作業、編曲は伴奏や楽器構成を作る作業です。公開用の歌もの曲にするなら、基本的には編曲まで必要になります。

MIXは作曲依頼に含まれますか?

含まれる場合もありますが、別料金のことも多いです。歌い手本人が録音したボーカルを公開用に整えるにはMIXが重要なので、作曲依頼の段階で確認しておきましょう。

MV制作費も予算に入れるべきですか?

YouTubeにしっかり投稿したいなら、入れておくのがおすすめです。静止画動画なら比較的低予算で作れる場合もありますが、イラストやMV演出を入れると費用は上がります。

商用利用は追加料金になりますか?

作曲家や依頼内容によって異なります。YouTube収益化、ライブ使用、配信リリース、CD販売などを考えている場合は、最初に使用範囲を伝えて確認しましょう。

初めてなら何に一番予算を使うべきですか?

初めてなら、曲の完成度とMIXを優先するのがおすすめです。高額なMVよりも、自分の声に合う曲、歌いやすいキー、聴きやすいMIXを整えた方が、活動で長く使いやすい曲になります。

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まとめ:歌い手のオリジナル曲は、曲代だけでなく公開までの総額で考えよう

歌い手のオリジナル曲は、作曲のみや短い曲なら1万円台から依頼できる場合があります。

ただし、作詞・作曲・編曲・MIXまで含めて公開できる1曲として作るなら、5万円〜15万円前後を目安に考えると安心です。

さらに、YouTube投稿やMV公開を考えるなら、イラスト、動画制作、サムネイル、配信リリース費用も必要になることがあります。

初めてのオリジナル曲では、いきなり全部盛りにする必要はありません。

まずは、自分の声に合っていて、歌枠やライブで何度も歌える曲を作ることを優先しましょう。

予算を決めるときは、作曲依頼だけの金額ではなく、録音、MIX、動画、使用範囲まで含めた総額で考えることが大切です。

参考文献・参考サイト

この記事では、歌い手向けのオリジナル曲制作費用、作曲依頼、音楽利用、著作権、YouTube収益化に関する情報について、以下の公式情報・関連資料を参考にしています。

※作曲依頼の料金、納品範囲、商用利用、著作権、クレジット表記、修正回数は、作曲家やサービスによって異なります。依頼前に必ず見積もりを取り、使用範囲と納品内容を確認してください。

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