VTuber活動を始めるにあたり、「最初から高価なマイクを買うべき?」「1万円以下の安いマイクでも配信できる?」と迷う人は少なくありません。
結論からいうと、雑談配信やゲーム実況から始めるなら、1万円以下のUSBマイクでも十分に配信できます。
初心者は、マイク以外にオーディオインターフェースを用意する必要がないUSBモデルを選ぶと、費用と設定の難しさを抑えられます。
ただし、価格だけで選ぶと、キーボード音や部屋の反響を拾ったり、マイクアームなどの追加費用が発生したりすることがあります。
この記事では、1万円以下で購入しやすいVTuber向けマイクを比較し、配信内容や部屋の環境に合った選び方を解説します。
※価格は2026年10月時点の目安です。セールや販売店によって変動し、1万円を超える場合があります。購入前にポチップの各ショップで最新価格をご確認ください。
最初に結論
- 迷ったら:Razer Seiren V3 Mini
- 追加アクセサリーを減らしたい:HyperX SoloCast 2
- 生活音を拾いにくくしたい:FIFINE K688
- 手元で音量を操作したい:MAONO DM30 RGB
- できるだけ安く試したい:Amazonベーシック USBコンデンサーマイク
雑談・ゲーム配信中心ならUSBマイク、歌枠や本格的な歌録りまで考えるなら、将来的にXLR接続へ移行できるモデルが候補になります。
1万円以下のVTuber向けマイク比較表
| マイク | 方式 | 接続 | 向いている配信 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|---|
| Razer Seiren V3 Mini | コンデンサー | USB | ゲーム・雑談 | タップミュート対応 |
| HyperX SoloCast 2 | コンデンサー | USB | ゲーム・雑談 | ポップフィルター内蔵 |
| FIFINE K688 | ダイナミック | USB・XLR | ゲーム・雑談 | 環境音を抑えやすい |
| MAONO DM30 RGB | コンデンサー | USB | 雑談・ゲーム | モニター端子と操作ノブ |
| Amazonベーシック USBマイク | コンデンサー | USB | お試し配信 | 低価格で始めやすい |
同じ1万円以下でも、音の拾い方や付属機能には違いがあります。
静かな個室ならコンデンサーマイクを使いやすい一方、キーボード音や生活音が気になる部屋では、ダイナミックマイクも候補になります。
1万円以下のVTuber向けマイクおすすめ5選
Razer Seiren V3 Mini|初めての1台として選びやすい
Razer Seiren V3 Miniは、ゲーム配信や雑談配信を始めたい初心者に向いたコンパクトなUSBマイクです。
公式価格は8,380円。PCへUSB接続して使用できるため、オーディオインターフェースを別に購入する必要がありません。
- 14mmコンデンサーカプセルを搭載
- スーパーカーディオイド指向性
- タップ操作でミュートできる
- ミュート状態をLEDで確認できる
- ショックアブソーバーを内蔵
- 別売りのマイクアームに取り付けられる
急な咳や家族の呼びかけがあったとき、マイク上部をタップして音声を切れるのが便利です。
スーパーカーディオイドはマイク正面の音を中心に拾うため、設置位置を調整すればキーボードやマウスの音を抑えやすくなります。
こんな人におすすめ
- 初めてUSBマイクを購入する人
- ゲーム実況と雑談配信が中心の人
- 配信中にすぐミュートしたい人
- 机の上をすっきりさせたい人
注意点:高感度なコンデンサーマイクなので、エアコンや部屋の反響まで完全に防げるわけではありません。
HyperX SoloCast 2|付属品の追加購入を抑えたい
HyperX SoloCast 2は、内部ショックマウントとポップフィルターを内蔵したUSBコンデンサーマイクです。
振動や息が当たる音を抑えるための機能が本体に組み込まれているので、最初から周辺機器をたくさん購入したくない人に向いています。
- USB接続で使用できる
- 単一指向性のカーディオイド
- タップミュートとLED表示に対応
- 内蔵ショックマウントを搭載
- ポップフィルターを内蔵
- マイクアームに取り付けられる
HyperXの公式情報では、96kHz・24bitを含む録音設定に対応しています。配信だけでなく、動画用ナレーションの収録にも使いやすい構成です。
こんな人におすすめ
- ポップガードの追加購入を避けたい人
- ゲーム配信と動画収録の両方に使いたい人
- タップミュートを重視する人
- 将来マイクアームを追加したい人
注意点:コンデンサーマイクなので、マイクを口元から離して音量を上げすぎると、部屋の反響やキーボード音を拾いやすくなります。
|
|
FIFINE K688|生活音が気になる部屋の候補
FIFINE K688は、USBとXLRの両方に対応したダイナミックマイクです。
USB接続ならPCへ直接つなげられます。将来、本格的な配信環境へ移行したくなったときは、XLR接続とオーディオインターフェースを組み合わせることも可能です。
- USBとXLRの両方に対応
- 単一指向性のダイナミックマイク
- ヘッドホン端子を搭載
- USB接続時はミュート操作が可能
- 将来的な機材の拡張に対応しやすい
ダイナミックマイクは、一般的にコンデンサーマイクより感度が低く、口元に近づけて話す使い方に向いています。
同居人の生活音、PCのファン、キーボード音などが気になる部屋では候補になります。
こんな人におすすめ
- 防音されていない部屋で配信する人
- ゲーム実況や雑談配信が中心の人
- 自分の声をヘッドホンで確認したい人
- 将来XLR接続へ移行したい人
注意点:ダイナミックマイクは口元から離すと声が小さくなりやすいため、卓上スタンドよりマイクアームと組み合わせた方が使いやすい場合があります。また、販売価格が1万円を超えていないか確認してください。
MAONO DM30 RGB|手元で音量を調整したい人向け
MAONO DM30 RGBは、USB-C接続に対応したコンデンサーマイクです。
本体のノブでマイクゲイン、ヘッドホン音量、ミュートなどを操作できるため、配信中にパソコンの設定画面を開く回数を減らせます。
- USB-C接続
- 単一指向性のコンデンサーマイク
- ヘッドホン出力を搭載
- 本体ノブで音量やゲインを操作できる
- RGBライティングに対応
- 専用ソフトで設定を調整できる
自分の声を遅延の少ない状態で確認したい人や、配信画面に映る機材の見た目にもこだわりたい人に向いています。
こんな人におすすめ
- 雑談配信が中心の人
- 自分の声をモニタリングしたい人
- 手元で音量を操作したい人
- RGB対応の配信環境を作りたい人
注意点:専用ソフトの対応OSや利用できる機能は、購入前に使用するPCで確認しましょう。
Amazonベーシック USBコンデンサーマイク|安く配信を試したい
AmazonベーシックのUSBコンデンサーマイクは、できるだけ費用を抑えて配信を試したい人の候補です。
USB接続なので、オーディオインターフェースを用意せずに使い始められます。
こんな人におすすめ
- VTuber配信を続けられるか試したい人
- 最初の費用をできるだけ抑えたい人
- 内蔵マイクから乗り換えたい人
- 会議やボイスチャットにも使いたい人
注意点:同じAmazonベーシックでも複数の製品が表示される場合があります。指向性、付属スタンド、ミュート機能、接続端子を確認して選びましょう。

安いVTuber向けマイクを選ぶ6つのポイント
USBでPCへ直接接続できるか
初心者には、PCへ直接接続できるUSBマイクがおすすめです。
XLRマイクは本格的な録音に対応しやすい一方、オーディオインターフェースやXLRケーブルが必要になります。
マイク本体が1万円以下でも、周辺機器を含めると予算を大きく超える可能性があります。
コンデンサーとダイナミックの違い
| 比較 | コンデンサー | ダイナミック |
|---|---|---|
| 感度 | 高い | 比較的低い |
| 声の距離 | 少し離れても拾いやすい | 口元へ近づけて使う |
| 環境音 | 拾いやすい | 比較的抑えやすい |
| 向いている環境 | 静かな個室 | 生活音がある部屋 |
| 主な用途 | 雑談・歌・ナレーション | ゲーム・雑談・トーク |
安いコンデンサーマイクが悪いわけではありません。重要なのは価格より、配信する部屋との相性です。
単一指向性か確認する
一人で配信するなら、マイク正面の音を中心に拾う単一指向性が基本です。
全方向の音を拾う無指向性は、複数人の会話には便利ですが、キーボード、PCファン、部屋の反響まで入りやすくなります。
ミュートボタンがあるか
生配信では、咳、くしゃみ、来客、家族の呼びかけなど、急に音声を切りたい場面があります。
マイク本体にミュートボタンがあると、OBSなどの画面を操作しなくても対応できます。
ヘッドホン端子があるか
マイク本体のヘッドホン端子から自分の声を確認できるモデルなら、音量やマイクとの距離を調整しやすくなります。
ただし、ゲーム音や通話相手の音をどのように聞けるかは製品やPC設定によって異なるため、購入前に確認してください。
スタンドやポップガードを追加購入するか
マイク本体だけが1万円以下でも、次の周辺機器を追加すると総額が上がります。
- マイクアーム
- ポップガード
- ショックマウント
- USB変換アダプター
- ヘッドホン
初心者は、本体価格だけでなく「購入後すぐ使えるか」で比較しましょう。
配信内容別におすすめを選ぶ
ゲーム実況にはミュート機能とノイズ対策
ゲーム実況では、キーボードやマウスの操作音が入りやすくなります。
マイクをキーボードより口元へ近づけ、入力ゲインを下げて使うことが重要です。
コンパクトさとミュート操作を重視するならRazer Seiren V3 MiniやHyperX SoloCast 2、生活音が気になるならFIFINE K688が候補になります。
雑談配信には声の確認しやすさ
長時間の雑談配信では、自分の声が小さすぎたり大きすぎたりしないように確認できると便利です。
ヘッドホン出力や手元の操作ノブを重視するなら、MAONO DM30 RGBなどが選択肢になります。
歌枠には部屋の反響も確認する
歌枠では、声の細かなニュアンスを拾いやすいコンデンサーマイクが候補になります。
ただし、感度が高いマイクほど部屋の反響、エアコン、PCファンなども拾いやすくなります。
歌枠や歌ってみた録音を本格的に続けるなら、1万円以下のマイクだけで決めず、防音・吸音や将来の機材更新も含めて考えましょう。
安いマイクでも聞きやすくする設置方法
配信音声は、マイクの価格だけで決まりません。設置位置とOBSの設定を見直すだけでも、聞きやすくなる可能性があります。
- マイクを口元から10~15cm程度に置く
- キーボードより口元へ近づける
- マイクの正面を口へ向ける
- 入力ゲインを上げすぎない
- PCのファンやエアコンから離す
- 壁へ声が直接反射する位置を避ける
- 厚手のカーテンや布で反響を減らす
- 短く録音してから配信を始める
OBS Studioでは、ノイズ抑制、ノイズゲート、コンプレッサーなどの音声フィルターを利用できます。
ただし、フィルターを強くかけすぎると、声の語尾や小さな声まで消えることがあります。必ず録音して確認しながら調整してください。
1万円以下のマイクに関するよくある質問
1万円以下でもVTuber配信に使えますか?
雑談配信やゲーム実況であれば、1万円以下のUSBマイクでも始められます。
高価なマイクよりも、口元との距離、入力音量、部屋の反響、キーボードとの位置関係が問題になる場合もあります。
3,000円程度のマイクでも大丈夫ですか?
配信を試す目的なら候補になります。ただし、ノイズ、耐久性、ミュート機能、マイクアームへの対応などに違いがあります。
長期間使う予定なら、5,000~1万円程度の範囲から比較した方が選択肢を広げやすくなります。
USBマイクにオーディオインターフェースは必要ですか?
基本的には必要ありません。USBマイクはPCへ直接接続できます。
XLR端子だけのマイクを使用する場合は、通常オーディオインターフェースが必要です。
スマホでもUSBマイクを使えますか?
対応するスマホ、マイク、変換アダプターの組み合わせなら使用できる場合があります。
ただし、電力不足やアプリ側の非対応もあるため、「USB-C端子だから接続できる」とは限りません。メーカーの対応機種を確認してください。
歌ってみたの録音にも使えますか?
簡易的な歌録りには使えます。ただし、配信用として聞きやすいマイクと、ボーカル録音で細かな表現を残しやすいマイクは同じとは限りません。
本格的な歌ってみた制作を続けるなら、録音環境やオーディオインターフェースを含めた機材構成も検討しましょう。
まとめ|初心者は価格だけでなく部屋との相性で選ぼう
1万円以下でも、VTuberの雑談配信やゲーム実況に使いやすいUSBマイクはあります。
- 迷ったら:Razer Seiren V3 Mini
- 付属機能を重視:HyperX SoloCast 2
- 生活音を抑えたい:FIFINE K688
- 手元で操作したい:MAONO DM30 RGB
- まず安く試したい:Amazonベーシック USBマイク
静かな個室ならコンデンサーマイク、キーボードや生活音が気になるならダイナミックマイクが候補です。
最初から高価な機材をそろえる必要はありません。まずはUSBマイクで配信を始め、活動を続けながら必要な機材を追加していきましょう。
