VTuberのオリジナル曲の歌詞はどう作る?作詞依頼の方法・費用・伝え方を解説

VTuberのオリジナル曲の歌詞は、世界観とリスナーへのメッセージから作る

VTuberがオリジナル曲を作るとき、曲調やイラストと同じくらい大切なのが歌詞です。

歌詞には、VTuberの世界観、キャラクター性、活動テーマ、リスナーへの感謝、これからの目標が表れます。

ただ、初めてオリジナル曲を作る場合、「歌詞は自分で書くべき?」「作詞だけ依頼できる?」「作詞家に何を伝えればいい?」と迷う人も多いと思います。

結論からいうと、VTuberのオリジナル曲の歌詞は、自分で書いても、作詞家に依頼しても大丈夫です。

大切なのは、歌詞を書く前に「誰に、何を、どんな言葉で届けたいのか」を整理することです。

この記事の結論
VTuberのオリジナル曲の歌詞は、活動テーマ、キャラクター設定、リスナーへの想い、公開目的を整理してから作ると失敗しにくいです。自分で書く場合は、まず伝えたい言葉をメモし、サビから作るのがおすすめです。作詞依頼する場合は、世界観、避けたい表現、使いたい言葉、参考曲、使用範囲、著作権、クレジット表記を事前に確認しましょう。

VTuberのオリジナル曲に歌詞が重要な理由

VTuberのオリジナル曲では、歌詞が活動の名刺になります。

どれだけ曲が良くても、歌詞が本人の世界観や活動内容と合っていないと、リスナーに「この人の曲だ」と感じてもらいにくくなります。

特に、デビュー曲、周年曲、誕生日曲、初オリ曲では、歌詞の役割が大きくなります。

曲の種類 歌詞で伝えたいこと 向いている表現
デビュー曲 自己紹介・世界観 名前、活動テーマ、これからの夢
周年曲 感謝・成長 リスナーへのありがとう、歩んできた時間
誕生日曲 特別感・お祝い 祝祭感、明るさ、ファンとの距離感
歌枠の定番曲 何度も歌いやすい言葉 覚えやすいサビ、共感しやすいフレーズ
ライブ向け曲 一体感 コール、掛け声、リスナーが反応しやすい言葉

VTuberの歌詞は、ただ「きれいな言葉」を並べればよいわけではありません。

本人らしさがあり、リスナーが一緒に受け取れる言葉になっているかが重要です。





VTuberの歌詞作りで最初に決めること

歌詞を書き始める前に、まず曲の目的を決めましょう。

目的があいまいなまま書き始めると、歌詞がぼんやりしやすくなります。

1.誰に向けた曲か

最初に決めたいのは、誰に向けた曲なのかです。

  • 初めて自分を知る人
  • 今応援してくれているリスナー
  • 昔から見てくれているファン
  • 同じ夢を持つ人
  • 自分自身

たとえば、デビュー曲なら初見に向けた自己紹介要素が必要です。

周年曲なら、長く応援してくれているリスナーへの感謝が中心になります。

2.何を伝えたい曲か

次に、曲のメッセージを決めます。

  • これから活動を始める決意
  • リスナーへの感謝
  • 孤独から前に進む物語
  • 自分のキャラクター設定
  • 夢や目標
  • 配信での合言葉
  • ファンネームやコミュニティの空気感

歌詞のテーマは、一曲に詰め込みすぎない方が伝わりやすいです。

「感謝の曲」「自己紹介の曲」「ライブで盛り上がる曲」のように、一番大きな目的を一つ決めましょう。

3.どんな言葉を使いたいか

VTuberの歌詞では、言葉選びも大切です。

普段の配信で使っている口癖、決め台詞、活動テーマ、ファンとの合言葉があるなら、歌詞に入れられるか考えてみましょう。

ただし、内輪ネタを入れすぎると、初めて聴く人には分かりにくくなります。

内輪の言葉は、サビ全体ではなく、AメロやCメロに少し入れるくらいが使いやすいです。

自分でVTuberの歌詞を作る流れ

自分で作詞する場合は、いきなり完成形を書こうとしなくて大丈夫です。

まずは、言葉の材料を集めるところから始めましょう。

STEP1:活動テーマを書き出す

最初に、自分の活動を表す言葉をメモします。

  • 活動名
  • キャラクター設定
  • 配信ジャンル
  • ファンネーム
  • 推しマーク
  • 好きな色
  • 世界観
  • リスナーに言われて嬉しかった言葉
  • これから叶えたい目標

この段階では、文章としてきれいにしなくて大丈夫です。

単語や短いフレーズをたくさん出すことを優先しましょう。

STEP2:サビで伝えたい一文を決める

次に、サビで一番伝えたい一文を決めます。

サビは、リスナーが一番覚えやすい場所です。

そのため、曲の中心になる言葉をサビに置くと、オリジナル曲として印象に残りやすくなります。

サビの中心フレーズ例

  • 君とここから始めたい
  • 何度でもこの場所で歌うよ
  • 名前を呼んでくれたから、私はここにいる
  • 画面越しでも届く光になりたい
  • 今日までのありがとうを、歌にして返したい

最初から完璧な歌詞にする必要はありません。

まずは「この曲で一番言いたいこと」を一文にしてみましょう。

STEP3:Aメロ・Bメロ・サビに役割を分ける

歌詞は、各パートに役割を持たせると作りやすくなります。

パート 役割 書きやすい内容
Aメロ 状況説明 活動前の不安、日常、出会う前の自分
Bメロ 感情の変化 リスナーとの出会い、前に進むきっかけ
サビ 一番伝えたいこと 決意、感謝、合言葉、未来へのメッセージ
Cメロ 本音・転換 弱さ、孤独、約束、特別な言葉
ラストサビ 曲の結論 前向きな宣言、リスナーと一緒に進む言葉

歌詞がまとまらないときは、サビから作るのがおすすめです。

サビが決まると、AメロやBメロで何を説明すればよいか見えてきます。

作詞依頼はできる?VTuberが外注する方法

VTuberのオリジナル曲では、作詞だけを依頼することもできます。

ただし、作詞だけ依頼する場合は、作曲・編曲との関係を確認する必要があります。

先に歌詞を作る方法もあれば、先にメロディを作ってから歌詞を乗せる方法もあります。

依頼パターン 向いている人 注意点
歌詞だけ依頼 曲は別の作曲家に頼む人 メロディに合う文字数か確認が必要
作詞・作曲を同じ人に依頼 初めてで進行をまとめたい人 対応範囲と料金を確認する
自分で詞を書き、整えてもらう 自分の言葉を残したい人 リライト対応か事前確認する
メロディ先行で作詞依頼 曲のデモが先にある人 字数・譜割りを合わせる必要がある
世界観だけ渡して丸投げ 言葉にするのが苦手な人 解釈違いが起きないよう資料が必要

SKIMAの出品例では、VTuber・歌い手向け楽曲制作の相談項目として「作詞が必要か」を確認する例があります。

また、作詞のみ5,000円から、作詞のみ6,000円からといった出品例もあります。ただし、これは一部の出品例であり、作詞費用の固定相場ではありません。

見積もり時は、歌詞の長さ、修正回数、権利、クレジット表記、納期を必ず確認しましょう。

VTuberの作詞依頼の費用相場

作詞依頼の費用は、作詞家、曲の長さ、制作範囲、修正回数、商用利用、権利条件によって変わります。

確認できる出品例では、作詞のみで5,000円〜6,000円前後から受けている例があります。

一方で、作詞・作曲・編曲までまとめて依頼する場合は、数万円以上になることもあります。

依頼内容 費用の目安 確認したいこと
作詞のみ 5,000円〜3万円前後 フルコーラスか、ワンコーラスか
作詞リライト 3,000円〜2万円前後 どこまで直してもらえるか
作詞・作曲 2万円〜8万円前後 編曲が含まれるか
作詞・作曲・編曲 3万円〜15万円前後 仮歌・MIX・マスタリングの有無
商用利用・権利譲渡 追加料金になる場合あり YouTube収益化や配信リリース可否

上記は、公開されている依頼例や一般的な制作感覚をもとにした目安です。

実際の料金は依頼先によって異なるため、必ず見積もりを取りましょう。

VTuberのオリジナル曲全体の費用については、以下の記事でも解説しています。

VTuberのオリジナル曲はいくらかかる?作曲依頼の費用相場と予算の決め方





作詞家に伝えるべきこと

作詞依頼で一番大切なのは、世界観を伝えることです。

「かわいい感じでお願いします」「エモい歌詞にしてください」だけでは、作詞家が具体的に書きにくくなります。

最低限、次の情報を整理して伝えましょう。

  • 活動名
  • チャンネルURL
  • キャラクター設定
  • 活動テーマ
  • 曲の目的
  • 誰に向けた曲か
  • 入れたい言葉
  • 避けたい言葉
  • 参考曲
  • 希望する曲調
  • 一人称・二人称
  • リスナーの呼び方
  • 使用予定の場所
  • 希望納期
  • 予算
  • 著作権・商用利用の希望

キャラクター設定は歌詞に直結する

VTuberの歌詞では、キャラクター設定がかなり重要です。

たとえば、同じ「夢を追う曲」でも、魔法使い系VTuber、宇宙系VTuber、和風VTuber、ゲーム実況中心のVTuberでは、使う言葉が変わります。

作詞家に設定を渡すときは、長い設定資料を全部読んでもらうより、歌詞に関係する要素を短くまとめると伝わりやすいです。

避けたい表現も伝える

作詞依頼では、入れたい言葉だけでなく、避けたい言葉も伝えましょう。

  • キャラクター設定と合わない言葉
  • 自分の口調では言わない言葉
  • 活動方針と合わない恋愛表現
  • 過度に暗い表現
  • 内輪すぎる言葉
  • 既存曲に似すぎる表現

特にVTuberは、キャラクターとしての口調や世界観があるため、「自分ならこの言葉は言わない」と感じる表現を事前に共有しておくと安心です。

作詞依頼の相談テンプレート

作詞家に相談するときは、次のテンプレートを使うと伝えやすいです。

VTuber向け・作詞依頼テンプレート

はじめまして。VTuberとして活動している〇〇と申します。
オリジナル曲の歌詞制作についてご相談したく、ご連絡しました。

【活動内容】
YouTube:〇〇
X:〇〇
配信内容:歌枠、雑談、ゲーム配信など

【曲の目的】
初めてのオリジナル曲としてYouTubeに投稿し、今後は歌枠や記念配信でも歌いたいと考えています。

【歌詞で伝えたいこと】
リスナーさんへの感謝と、これからも一緒に進んでいきたい気持ちを伝えたいです。

【キャラクター・世界観】
〇〇をモチーフにしたVTuberです。
明るく前向きですが、少し寂しがりな面もあります。
普段の一人称は「〇〇」、リスナーさんの呼び方は「〇〇」です。

【入れたい言葉】
・〇〇
・〇〇
・〇〇

【避けたい表現】
・恋愛色が強すぎる表現
・キャラクターと合わない荒い言葉
・既存曲に似すぎるフレーズ

【参考曲】
・〇〇:サビの前向きさが好きです。
・〇〇:歌詞の距離感を参考にしたいです。
・〇〇:世界観の作り方が好きです。

【制作範囲】
フルコーラスの作詞をお願いしたいです。
可能であれば、作曲家さんとやり取りしやすいように、譜割りの相談もお願いしたいです。

【使用範囲】
YouTube投稿、YouTube収益化、歌枠での歌唱、ライブ使用、SNS投稿、Shorts投稿を考えています。

【希望納期】
〇月〇日ごろまでに初稿希望です。

【予算】
〇万円前後で考えています。

お見積もり可能でしたら、料金、納期、修正回数、著作権、クレジット表記、商用利用の可否について教えていただけますと幸いです。

このテンプレートでは、世界観と使用範囲を最初に伝えるのがポイントです。

作詞家が歌詞を書くときに迷いにくくなり、解釈違いも減らしやすくなります。

作詞依頼で確認すべき著作権・使用範囲

歌詞にも著作権があります。

JASRACは、音楽の著作物には曲だけでなく歌詞も含まれると説明しています。

そのため、作詞を依頼した場合は、完成した歌詞をどこまで使えるのかを確認しておきましょう。

確認したい使用範囲

  • YouTube投稿
  • YouTube収益化
  • 歌枠での歌唱
  • ライブ使用
  • SNS投稿
  • ShortsやTikTokでの使用
  • 配信リリース
  • CD販売
  • BOOTHでの音源販売
  • 歌詞画像の投稿
  • 歌詞カードへの掲載
  • MVや歌詞動画での表示

「作詞を依頼したから、自由に何でも使える」と思い込むのは危険です。

商用利用、著作権譲渡、クレジット表記、歌詞の改変可否は、依頼前に確認しましょう。

VTuberのオリジナル曲の著作権については、以下の記事でも詳しく解説しています。

VTuberのオリジナル曲の著作権は誰のもの?商用利用・収益化・二次利用を解説

作詞で失敗しやすいポイント

VTuberの作詞では、次のような失敗が起こりやすいです。

  • 世界観を詰め込みすぎる
  • 初見に意味が伝わらない
  • 内輪ネタが多すぎる
  • 自分の口調と合っていない
  • サビで何を言いたいのか分からない
  • 歌いにくい言葉が多い
  • メロディに文字数が合わない
  • 既存曲に似た表現を使いすぎる
  • 修正回数や権利を確認していない
  • 作詞家に資料を渡さず丸投げする

歌詞は、文章として読むものではなく、歌って聴かれるものです。

目で読んで良い言葉でも、実際に歌うと発音しにくいことがあります。

完成前には、必ず声に出して歌えるか確認しましょう。

VTuberの歌詞を作るときのチェックリスト

作詞前、または作詞依頼前に、次の項目を確認しておきましょう。

  • 曲の目的は決まっているか
  • 誰に向けた曲か明確か
  • 一番伝えたい言葉はあるか
  • 自分の世界観に合っているか
  • リスナーが受け取りやすい言葉か
  • 内輪ネタに寄りすぎていないか
  • サビが覚えやすいか
  • 歌いやすい言葉になっているか
  • 使用範囲を確認したか
  • 著作権やクレジット表記を確認したか
  • 作曲家やMIX担当と共有しやすい形か

このチェックリストを使うだけでも、作詞依頼の失敗はかなり減らせます。

VTuber・歌い手向け「はじめてのオリ曲制作室」について

初めてのオリジナル曲制作では、歌詞で悩む人が多いです。

  • 自分の世界観を歌詞にする方法が分からない
  • 作詞家に何を伝えればいいか分からない
  • 自分で書いた歌詞を曲にできるか不安
  • リスナーに感謝を伝える曲にしたい
  • 歌枠で何度も歌える歌詞にしたい
  • 初めてのオリジナル曲を活動の名刺にしたい

こうした悩みがある場合は、最初から完璧な歌詞を用意する必要はありません。

活動内容、伝えたい言葉、歌いたい雰囲気、公開予定日、予算を整理するところから始めれば大丈夫です。

VTuber・歌い手向けのオリジナル曲制作を相談したい方へ

「自分の世界観に合う歌詞でオリジナル曲を作りたい」「初めての作詞依頼から相談したい」「リスナーに届く曲を作りたい」という方は、楽曲提供ページからご相談ください。


VTuber・歌い手向けオリジナル曲制作の相談はこちら

VTuberのオリジナル曲の歌詞に関するよくある質問

VTuberのオリジナル曲の歌詞は自分で書くべきですか?

自分で書いても、作詞家に依頼しても大丈夫です。本人の言葉を大切にしたいなら自分で原案を書き、歌いやすさや構成を作詞家に整えてもらう方法もあります。

作詞だけ依頼できますか?

作詞だけ依頼できる場合もあります。ただし、作曲や編曲を別の人に頼む場合は、文字数や譜割りがメロディに合うか確認が必要です。

作詞依頼の費用はいくらですか?

作詞のみなら5,000円〜3万円前後が一つの目安です。ただし、曲の長さ、修正回数、商用利用、権利条件によって変わるため、必ず見積もりを取りましょう。

作詞家には何を伝えればいいですか?

活動名、世界観、曲の目的、入れたい言葉、避けたい言葉、参考曲、使用範囲、希望納期、予算を伝えましょう。特にVTuberの場合は、キャラクター設定とリスナーとの関係性が重要です。

歌詞にファンネームを入れてもいいですか?

入れても大丈夫ですが、使いすぎると初見には分かりにくくなる場合があります。サビ全体ではなく、AメロやCメロに自然に入れると使いやすいです。

AIで作った歌詞を使ってもいいですか?

利用するAIサービスの規約や、生成内容の権利関係を確認する必要があります。また、既存曲に似すぎないか、自分の活動イメージに合っているか、人の目で必ず確認しましょう。

歌詞にも著作権はありますか?

あります。歌詞も音楽の著作物に含まれます。作詞依頼をする場合は、著作権、商用利用、クレジット表記、改変可否を事前に確認しましょう。

作詞依頼と作曲依頼は同じ人に頼むべきですか?

同じ人に頼むと進行は楽ですが、必須ではありません。歌詞が得意な作詞家、曲作りが得意な作曲家に分けて依頼する方法もあります。

関連記事

まとめ:VTuberの歌詞は、世界観とリスナーへの想いを整理してから作ろう

VTuberのオリジナル曲の歌詞は、活動の世界観やリスナーへの想いを伝える大切な要素です。

自分で書く場合は、まず活動テーマ、入れたい言葉、サビで伝えたい一文を整理しましょう。

作詞依頼をする場合は、世界観、キャラクター設定、曲の目的、参考曲、入れたい言葉、避けたい表現、使用範囲を具体的に伝えることが大切です。

また、歌詞にも著作権があります。

YouTube収益化、歌枠、ライブ、配信リリース、歌詞動画、CD販売などで使う予定があるなら、商用利用やクレジット表記も依頼前に確認しましょう。

歌詞は、VTuber本人とリスナーをつなぐ言葉です。

きれいな文章を目指すより、自分らしく歌えて、リスナーが受け取りやすい言葉を選ぶことが、初めてのオリジナル曲では一番大切です。

参考文献・参考サイト

この記事では、VTuberの作詞依頼、オリジナル曲制作、歌詞の著作権、YouTube収益化、音楽利用に関する情報について、以下の公式情報・関連資料を参考にしています。

※作詞依頼の料金、納品範囲、修正回数、著作権、商用利用、クレジット表記、納期は、作詞家・作曲家・サービスによって異なります。依頼前に必ず見積もりを取り、使用範囲と権利条件を確認してください。

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