VTuberのオリ曲制作に必要なものは?マイク・録音機材・データの準備

VTuberのオリ曲制作は、機材より先に「何を作るか」を決めるのが大切

VTuberとして活動していると、デビュー曲、周年記念曲、誕生日曲、歌枠で歌える曲、ライブ用の曲など、自分だけのオリジナル曲がほしくなるタイミングがあります。

そのときに気になるのが、何を準備すればオリ曲を作れるのかということです。

マイク、録音機材、録音ソフト、ヘッドホン、歌詞、参考曲、ボーカルデータなど、必要そうなものが多く見えて不安になる人もいると思います。

結論からいうと、VTuberのオリ曲制作で必要なものは、大きく分けて制作イメージ・録音環境・歌唱データ・公開用データの4つです。

この記事の結論
VTuberのオリ曲制作に必要なものは、高級機材だけではありません。まずは曲の目的、参考曲、歌詞の方向性、歌いやすいキーを整理しましょう。そのうえで、マイク、ヘッドホン、録音ソフト、静かな録音環境、WAV形式のボーカルデータ、公開用の音源・動画データを準備するとスムーズです。

VTuberのオリ曲制作に必要なもの一覧

まずは、オリジナル曲制作で必要になるものを一覧で整理します。

必要なもの 役割 初心者の優先度
曲の目的 デビュー曲、周年曲、歌枠用などを決める ★★★★★
参考曲 作曲家に曲調を伝える ★★★★★
歌詞の方向性 入れたい言葉や世界観を整理する ★★★★☆
マイク 歌声を録音する ★★★★★
ヘッドホン オケを聴きながら歌う ★★★★★
録音ソフト ボーカルを録音する ★★★★★
オーディオインターフェース XLRマイクを使う場合に必要 ★★★☆☆
ポップガード 息や破裂音を抑える ★★★★☆
静かな録音環境 ノイズや反響を減らす ★★★★★
ボーカルWAVデータ MIX担当へ渡す歌声データ ★★★★★
カラオケ音源 歌入れやMIXに使う伴奏データ ★★★★★
動画・サムネイル素材 YouTube投稿やMVに使う ★★★☆☆

最初からすべてを完璧にそろえる必要はありません。

初めてのオリ曲なら、まずは歌える曲を作るための準備を優先しましょう。

高級なマイクよりも、静かな部屋、歌いやすいキー、分かりやすい参考曲、きれいに録ったボーカルデータの方が大切になることも多いです。





まず準備するべきものは「曲の目的」と「参考曲」

マイクや録音機材を買う前に、まず決めたいのは曲の目的です。

同じオリジナル曲でも、何に使うかによって必要な曲調やデータが変わります。

曲の目的 向いている曲 準備すること
デビュー曲 自己紹介ソング 名前、世界観、活動テーマ
周年記念曲 感謝ソング、成長ソング リスナーへの想い、活動の振り返り
誕生日曲 明るい記念曲 お祝い感、特別感
歌枠用 何度も歌いやすい曲 歌いやすいキー、テンポ
ライブ用 盛り上がる曲 サビ、掛け声、手拍子、テンポ
MV投稿用 世界観を見せる曲 イラスト、動画、歌詞のテーマ
配信OP・ED用 短尺テーマ曲 短く覚えやすいフレーズ

次に、参考曲を2〜3曲用意します。

参考曲は、作曲家に「こういう雰囲気が好きです」と伝えるための材料です。

ただし、曲名だけを送るのではなく、「サビの明るさが好き」「イントロの音色が好き」「歌詞の距離感が好き」など、好きなポイントまで書きましょう。

作曲依頼の流れは、以下の記事でも詳しく解説しています。

VTuberがオリジナル曲を依頼する方法!制作の流れ・準備するもの・作曲家への伝え方

VTuberのオリ曲録音に必要な機材

VTuberが自宅でボーカル録音をする場合、最低限あるとよい機材は次の通りです。

1.マイク

オリ曲のボーカル録音では、まずマイクが必要です。

初心者なら、USBマイクから始める方法もあります。

USBマイクはパソコンに直接つなぎやすく、オーディオインターフェースなしでも使えるものが多いため、最初の録音環境を作りやすいです。

一方で、より本格的に録音したい場合は、XLR接続のコンデンサーマイクやダイナミックマイクを使う方法もあります。

XLRマイクを使う場合は、基本的にオーディオインターフェースが必要になります。

2.オーディオインターフェース

オーディオインターフェースは、マイクの音をパソコンに取り込むための機材です。

XLRマイクを使うなら必要になることが多いです。

ただし、USBマイクだけで録音する場合は、最初から必須ではありません。

初心者の場合は、いきなり高価な機材をそろえるより、USBマイクで録音を試してから、必要に応じてステップアップするのも現実的です。

3.ヘッドホン

ボーカル録音では、ヘッドホンも重要です。

スピーカーでカラオケ音源を流しながら歌うと、その音までマイクに入ってしまいます。

そのため、録音時はヘッドホンでオケを聴きながら歌うのが基本です。

音漏れしにくい密閉型ヘッドホンを使うと、録音にオケが混ざりにくくなります。

4.ポップガード

ポップガードは、マイクの前に置く丸いフィルターのような機材です。

「ぱ」「ば」「ぷ」などの破裂音や、息がマイクに直接当たる音を抑えやすくなります。

高価なものではなくても、ボーカル録音ではかなり役立ちます。

5.マイクスタンド

マイクを手で持って歌うと、手の振動や持ち替えた音が入ることがあります。

できれば、マイクスタンドやアームスタンドを使って、マイクの位置を固定しましょう。

歌う姿勢が安定すると、声の大きさや距離感も安定しやすくなります。




録音ソフト・DAWは何を使えばいい?

ボーカル録音には、録音ソフトやDAWを使います。

DAWとは、音楽制作や録音、編集をするためのソフトです。

本格的な作編曲まで自分でするならDAWが必要になりますが、作曲家に曲を依頼して、自分は歌入れだけをする場合は、録音できるソフトがあれば始められます。

初心者が確認したい録音ソフトの条件

  • 自分のパソコンで動くか
  • マイク入力を録音できるか
  • カラオケ音源を読み込めるか
  • 録音した声を書き出せるか
  • WAV形式で書き出せるか
  • 操作が難しすぎないか

無料で使える録音ソフトもあります。

大切なのは、録った音声をMIX担当へ渡せる形で書き出せることです。

録音した音声は、MP3だけでなくWAV形式でも保存しておくと安心です。

録音環境で大切なのは「静かさ」と「反響の少なさ」

高いマイクを買っても、部屋のノイズや反響が大きいと、録音は聴きにくくなります。

VTuberの自宅録音では、機材よりも録音環境が大事になることもあります。

録音前に減らしたい音

  • エアコンの音
  • パソコンのファン音
  • 外の車やバイクの音
  • 家族や生活音
  • 椅子のきしみ
  • 机を叩く音
  • 部屋の反響

完全な防音室がなくても、録音前にできることはあります。

  • なるべく静かな時間帯に録る
  • マイクをパソコンのファンから離す
  • カーテンや布の近くで録る
  • 壁に向かって歌いすぎない
  • 机の反射音を減らす
  • スマホ通知や家電の音を切る

初心者の場合は、まず短く録って聴き返し、「部屋鳴りが強いか」「ノイズが入っていないか」を確認しましょう。

ボーカル録音で準備するデータ

作曲家やMIX担当に渡すためには、録音データの整理も大切です。

必要になりやすいデータは次の通りです。

データ 内容 用途
カラオケ音源 歌を入れるための伴奏 録音・MIX
ガイドメロディ 歌メロの確認用音源 歌を覚える
仮歌 歌い方の見本 ニュアンス確認
歌詞データ 歌詞のテキスト 録音・動画制作
ボーカルWAV 録音した歌声 MIX
ハモリWAV ハモリやコーラス MIX
録音メモ どのテイクを使うか MIX担当への指示

作曲家やMIX担当に渡す場合は、ファイル名も分かりやすくしておきましょう。

たとえば、次のように名前を付けると整理しやすいです。

ファイル名の例

main_vocal_take01.wav
main_vocal_take02.wav
harmony_high.wav
harmony_low.wav
chorus.wav
lyrics.txt
recording_memo.txt

「これが本番です」「このテイクを使ってください」と分かるようにしておくと、MIX作業がスムーズになります。





録音するときの注意点

ボーカル録音では、歌の上手さだけでなく、録り方も大切です。

同じ歌でも、録音状態が悪いとMIXで整えるのが難しくなります。

マイクに近づきすぎない

マイクに近づきすぎると、息や破裂音が入りやすくなります。

逆に離れすぎると、部屋の反響が多く入ることがあります。

録音前に数パターン試して、自分の声が自然に録れる距離を探しましょう。

音割れしない音量で録る

録音レベルが大きすぎると、声が割れてしまいます。

音割れしたデータは、あとから完全に直すのが難しいです。

サビの一番大きい声でも割れないように、少し余裕を持って録音しましょう。

歌い出し前後に少し余白を入れる

録音データは、歌い出しの直前からいきなり切らず、前後に少し余白を残しておくと編集しやすくなります。

MIX担当がノイズ処理やタイミング調整をしやすくなるためです。

一発録りにこだわりすぎない

オリ曲の録音では、一発で全部を完璧に歌う必要はありません。

Aメロ、Bメロ、サビ、ハモリなど、部分ごとに録っても大丈夫です。

ただし、テイクが多すぎると選ぶのが大変になるため、使いたいテイクにはメモを残しておきましょう。

MIX担当に渡す前のチェックリスト

録音が終わったら、MIX担当に送る前に以下を確認しましょう。

  • ボーカルが音割れしていないか
  • ノイズが大きすぎないか
  • 歌詞の間違いがないか
  • 使うテイクが分かるようになっているか
  • メイン、ハモリ、コーラスが分かれているか
  • ファイル名が分かりやすいか
  • WAV形式で書き出しているか
  • 歌詞データを同封しているか
  • 希望する雰囲気をメモしているか

MIX担当には、「かわいく」「かっこよく」だけでなく、「声を近く聴かせたい」「サビを広くしたい」「ハモリを控えめにしたい」など、具体的な希望を伝えるとよいです。

YouTube投稿・MV公開で必要なデータ

オリ曲をYouTubeに投稿する場合、音源だけではなく動画データが必要になります。

YouTubeでは、MP3やWAVなどの音声ファイルだけをそのまま動画としてアップロードすることはできません。

そのため、オリジナル曲を投稿するには、イラスト、歌詞動画、MV、静止画動画など、何らかの動画形式にする必要があります。

YouTube投稿に必要になりやすいもの

  • 完成音源
  • カラオケ音源
  • サムネイル画像
  • イラスト素材
  • 歌詞データ
  • MVまたは歌詞動画
  • 概要欄のクレジット表記
  • 作詞・作曲・編曲・MIX担当名

動画制作を外注する場合は、音源、歌詞、イラスト、ロゴ、クレジット表記をまとめて渡せるように準備しておきましょう。

オリ曲制作で権利・使用範囲も確認する

VTuberのオリジナル曲では、機材やデータだけでなく、権利の確認も必要です。

オリジナル曲を依頼したからといって、すべての用途で自由に使えるとは限りません。

次のような使い方を考えている場合は、事前に作曲家や関係者へ確認しましょう。

  • YouTube投稿
  • YouTube収益化
  • 歌枠での歌唱
  • ライブ使用
  • SNS投稿
  • ショート動画使用
  • 配信リリース
  • CD販売
  • グッズ・特典音源への収録
  • カラオケ配信

YouTubeで収益化を考えている場合は、商用利用に必要な権利を確認しておく必要があります。

また、JASRAC管理楽曲や既存曲を利用する場合は、利用形態によって手続きや確認が必要になる場合があります。

オリジナル曲の場合も、作詞、作曲、編曲、MIX、イラスト、動画など、関わった人との使用条件を文章で残しておくと安心です。

予算をかける順番は「マイク」より「曲の完成度」と「録音環境」

初めてのオリ曲制作では、機材を全部高級なものにする必要はありません。

予算が限られているなら、次の順番で考えるのがおすすめです。

優先順位 使い道 理由
1 作曲・編曲 曲そのものの完成度に直結する
2 録音環境 ノイズや反響を減らせる
3 MIX 歌声とオケを整えられる
4 マイク・ヘッドホン 録音品質を安定させる
5 MV・サムネイル 公開時の見え方を整える

高いマイクを買っても、曲の方向性が合っていなかったり、部屋の反響が大きかったりすると、満足度は上がりにくいです。

まずは、自分の声に合う曲、歌いやすいキー、録りやすい環境を整えるところから始めましょう。

ポチップを置くならおすすめの商品カテゴリ

この記事は、録音機材の購入につながりやすいため、ポチップと相性がよい記事です。

ただし、特定機種を大量に並べるより、初心者が必要なものを段階別に選べる形にすると自然です。

おすすめの商品カテゴリ

  • USBマイク
  • XLRマイク
  • オーディオインターフェース
  • 密閉型モニターヘッドホン
  • ポップガード
  • マイクスタンド
  • リフレクションフィルター
  • 防音・吸音グッズ
  • 外付けSSD・HDD
  • ケーブル類




VTuber・歌い手向け「はじめてのオリ曲制作室」について

初めてのオリ曲制作では、機材を買う前に悩むことが多いと思います。

  • どのマイクを買えばいいか分からない
  • USBマイクとXLRマイクの違いが分からない
  • 録音データをどう渡せばいいか分からない
  • 作曲家に何を準備して送ればいいか分からない
  • 歌いやすいキーで曲を作ってほしい
  • 歌枠やライブで何度も歌える曲がほしい

こうした悩みがある場合は、最初から完璧な録音環境を作る必要はありません。

活動内容、歌いたい雰囲気、予算、公開予定日、今ある機材を整理するところから始めれば大丈夫です。

VTuber・歌い手向けのオリジナル曲制作を相談したい方へ

「初めてのオリ曲で何を準備すればいいか分からない」「今あるマイクで録音できるか相談したい」「自分の活動に合う曲を一緒に考えてほしい」という方は、楽曲提供ページからご相談ください。


VTuber・歌い手向けオリジナル曲制作の相談はこちら

VTuberのオリ曲制作に必要なものに関するよくある質問

VTuberのオリ曲制作に最低限必要なものは何ですか?

最低限必要なのは、曲の目的、参考曲、歌詞の方向性、録音できるマイク、ヘッドホン、録音ソフト、静かな録音環境です。作曲家やMIX担当に渡すためのボーカルWAVデータも準備しましょう。

USBマイクでもオリ曲の録音はできますか?

できます。初心者ならUSBマイクから始める方法もあります。ただし、部屋のノイズや反響が大きいと録音が聴きにくくなるため、マイクだけでなく録音環境も整えましょう。

オーディオインターフェースは必須ですか?

USBマイクを使う場合は必須ではありません。XLRマイクを使う場合は、基本的にオーディオインターフェースが必要になります。

録音データはMP3でも大丈夫ですか?

確認用ならMP3でも使えますが、MIXに渡す本番ボーカルはWAV形式で用意するのが一般的です。圧縮された音源よりも、編集やMIXに向いています。

歌を録るときは一発録りが必要ですか?

必要ありません。Aメロ、Bメロ、サビ、ハモリなど、部分ごとに録っても大丈夫です。ただし、使うテイクが分かるようにファイル名やメモを整理しておきましょう。

YouTubeに投稿するには音源だけでいいですか?

音源だけではYouTube動画として投稿できないため、静止画動画、歌詞動画、MVなどの動画データにする必要があります。完成音源、歌詞、サムネイル、クレジット表記も準備しましょう。

初めてなら何に一番お金をかけるべきですか?

最初は高級マイクよりも、曲の完成度、録音環境、MIXを優先するのがおすすめです。歌いやすい曲とノイズの少ない録音データがあれば、活動で使いやすいオリ曲になりやすいです。

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まとめ:VTuberのオリ曲制作は、機材・データ・目的を整理すると進めやすい

VTuberのオリ曲制作に必要なものは、マイクや録音機材だけではありません。

まずは、何のために曲を作るのか、どんな雰囲気にしたいのか、どこで使うのかを整理することが大切です。

そのうえで、マイク、ヘッドホン、録音ソフト、静かな録音環境、ボーカルWAVデータ、歌詞、参考曲、カラオケ音源を準備しましょう。

YouTube投稿を考えている場合は、音源だけでなく、動画データ、サムネイル、クレジット表記も必要になります。

初めてのオリ曲では、最初から高級機材をそろえるより、自分の声に合う曲、歌いやすいキー、ノイズの少ない録音データを優先するのがおすすめです。

必要なものを順番に準備すれば、VTuberのオリジナル曲制作は初めてでも進められます。

参考文献・参考サイト

この記事では、VTuberのオリ曲制作、録音データ、YouTube投稿、音楽利用、著作権に関する情報について、以下の公式情報・関連資料を参考にしています。

※録音機材、録音ソフト、納品形式、MIX条件、商用利用、著作権、クレジット表記は、作曲家、MIX担当、利用サービスによって異なります。依頼前に必ず使用範囲と納品内容を確認してください。

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