自分で作詞して作曲だけ依頼できる?歌い手向けに費用・流れ・注意点を解説

自分で作詞して作曲だけ依頼することはできる

歌い手として活動していると、「歌詞は自分で書きたいけれど、メロディや伴奏は作れない」という悩みが出てくることがあります。

自分の活動への思い、リスナーへの感謝、これまでの経験、これからの目標を、自分の言葉でオリジナル曲にしたい人も多いはずです。

結論からいうと、自分で作詞した歌詞をもとに、作曲だけを依頼することはできます。

ただし、注意したいのは「作曲だけ」と「公開できる完成音源を作ること」は同じではないという点です。

作曲だけを依頼した場合、メロディやコードは作ってもらえても、伴奏、編曲、ボーカルMIX、マスタリングは別になることがあります。

この記事の結論
歌い手が自分で作詞して作曲だけ依頼することは可能です。ただし、YouTubeに投稿できる完成音源にするには、作曲だけでなく、編曲、カラオケ音源、ボーカル録音、MIX、マスタリングが必要になることがあります。依頼前に「作曲のみ」なのか「作編曲まで」なのかを必ず確認しましょう。

作詞済みで依頼できる主なパターン

自分で歌詞を書いた場合、依頼の仕方はいくつかあります。

「作曲だけお願いします」と言っても、作曲家によって対応範囲が違うため、まずはどこまで頼みたいのかを整理しましょう。

依頼パターン 内容 向いている人
作曲のみ 歌詞にメロディとコードを付ける 編曲やMIXを別で頼める人
作曲+編曲 メロディに加えて伴奏まで作る カラオケ音源までほしい人
作曲+編曲+仮歌 歌い方の見本まで作る メロディを覚えるのが不安な人
作曲+編曲+MIX 歌入れ後の音源まで整える YouTube投稿まで進めたい人
歌詞の整え込み 歌いやすいように歌詞も調整する 自作歌詞を曲に乗せやすくしたい人

初めてのオリジナル曲なら、作曲だけよりも作曲+編曲まで相談する方が分かりやすいです。

なぜなら、歌い手がYouTubeや歌枠で使うには、メロディだけでなく、歌うためのカラオケ音源が必要になるからです。

作曲だけ依頼した場合に含まれないことがある作業

作曲だけ依頼する場合、次の作業が含まれないことがあります。

  • 伴奏を作る編曲
  • イントロや間奏を作る作業
  • カラオケ音源の制作
  • 仮歌の録音
  • ボーカル録音
  • ボーカルMIX
  • マスタリング
  • MVや歌詞動画の制作

作曲家によっては「作曲」と書いていても、実際には作編曲まで含めている場合もあります。

一方で、本当にメロディとコードだけの場合もあります。

そのため、依頼前には納品物として何がもらえるのかを必ず確認しましょう。





自分で作詞して作曲依頼するときの費用相場

自分で歌詞を用意すると、作詞費用を抑えられる可能性があります。

ただし、作曲、編曲、MIXなどの費用は別に必要です。

依頼内容 費用の目安 補足
作曲のみ 1万〜5万円前後 メロディとコード中心。編曲は別の場合あり
作曲+簡易編曲 3万〜8万円前後 シンプルな伴奏付きで相談しやすい
作曲+本格編曲 5万〜15万円前後 公開用の完成度を上げたい人向け
仮歌追加 5,000円〜3万円前後 歌い方の見本がほしい場合
ボーカルMIX 1万〜5万円前後 歌声と伴奏を整える作業
マスタリング 5,000円〜3万円前後 音量や質感の最終調整

この表はあくまで目安です。

作曲家の実績、曲の長さ、ジャンル、納期、修正回数、商用利用、納品データの内容によって費用は変わります。

歌詞を自分で書いたからといって、必ず大きく安くなるとは限りません。

なぜなら、歌詞を曲に乗せるために、言葉のリズムや文字数を調整する作業が必要になることもあるからです。

作詞済みで作曲依頼する流れ

自分で書いた歌詞をもとに作曲依頼する場合、流れは次のようになります。

手順 やること ポイント
1 歌詞を整理する Aメロ、Bメロ、サビなどに分ける
2 曲の目的を決める 初オリ曲、周年、誕生日、ライブ用など
3 参考曲を用意する 2〜3曲と好きなポイントを書く
4 希望ジャンルを決める ロック、ポップス、バラード、電波系など
5 作曲家に相談する 作曲のみか作編曲までか確認する
6 デモを確認する 歌詞とメロディの相性を見る
7 必要に応じて歌詞を調整する 文字数や言い回しを直す
8 編曲・仮歌・カラオケ音源を確認する 歌いやすいキーか確認する
9 ボーカル録音をする 本番用WAVで録る
10 MIX・公開準備をする YouTube投稿や歌枠で使える形にする

自作歌詞を曲にするときは、最初に書いた歌詞がそのまま使えるとは限りません。

メロディに乗せやすくするために、語尾を変えたり、言葉を短くしたり、サビの言葉を整理したりすることがあります。

作曲家に渡す歌詞データの作り方

作詞済みで依頼する場合、歌詞データの渡し方がとても大切です。

ただ文章をそのまま送るより、曲の構成が分かるように整理しましょう。

歌詞データの書き方例

【Aメロ】
ここにAメロの歌詞を書く
ここにAメロの歌詞を書く

【Bメロ】
ここにBメロの歌詞を書く
ここにBメロの歌詞を書く

【サビ】
ここに一番伝えたい言葉を書く
ここにタイトルや決めフレーズを入れる

【2A】
2番のAメロを書く

【ラスサビ】
最後にもう一度伝えたい言葉を書く

まだAメロやサビの分け方が分からない場合は、「この言葉をサビにしたい」「このフレーズを一番大事にしたい」とメモしておくだけでも大丈夫です。

作曲家にとって重要なのは、どの言葉を曲の中心にしたいのかが分かることです。

作詞した歌詞と一緒に伝えるべきこと

歌詞だけ送っても、作曲家は曲の方向性を判断しにくい場合があります。

歌詞と一緒に、次の情報も伝えましょう。

伝えること 具体例
曲の目的 初めてのオリジナル曲、周年曲、ライブ用
歌詞で一番大切な言葉 サビにしたいフレーズ、タイトル候補
曲調 明るい、切ない、ロック、バラード、電波系
参考曲 曲名と好きなポイントを2〜3曲
歌いやすいキー 普段歌いやすい曲、苦手な高さ
使いたい場所 YouTube、歌枠、ライブ、配信リリース
変えてよい部分 語尾変更OK、サビだけ固定など
変えてほしくない部分 タイトル、固有名詞、リスナーへの言葉

特に大切なのは、変えてよい歌詞と、変えてほしくない歌詞を分けて伝えることです。

メロディに乗せるためには歌詞の調整が必要になることがあります。

しかし、どうしても残したい言葉があるなら、最初に伝えておくと安心です。

自作歌詞を曲にするときに起こりやすい問題

自分で書いた歌詞を作曲してもらう場合、次のような問題が起こりやすいです。

文字数が多すぎてメロディに乗らない

文章として読むと良い歌詞でも、歌にすると言葉が詰まりすぎることがあります。

特にサビは、言葉を詰め込みすぎると覚えにくくなります。

歌にする場合は、少ない言葉で強く伝えることが大切です。

Aメロとサビの差が分かりにくい

すべての行が同じ熱量だと、曲にしたときに盛り上がりが作りにくくなります。

Aメロは状況説明、Bメロは気持ちの高まり、サビは一番伝えたい言葉、というように役割を分けると曲にしやすくなります。

歌詞の言葉が硬すぎる

文章としてはきれいでも、歌うと硬く聞こえる言葉があります。

歌い手のオリジナル曲では、声に出したときに自然かどうかが大切です。

歌詞は目で読むだけでなく、実際に声に出して確認しましょう。

作曲家が歌詞を直してよいか分からない

作曲家側が「この歌詞を変えていいのか分からない」と感じると、提案しにくくなります。

依頼時に「メロディに合わせて語尾の調整はOKです」「サビのこの一文だけは残したいです」と伝えると、制作がスムーズになります。





作詞済みで依頼するときの注意点

自分で作詞して作曲だけ依頼する場合、特に注意したいのは次の点です。

  • 作曲だけで完成音源になるとは限らない
  • 編曲やMIXが別料金になることがある
  • 歌詞の修正が必要になることがある
  • 歌いやすいキーを最初に伝える必要がある
  • 商用利用やYouTube収益化の範囲を確認する
  • 作詞者としてのクレジット表記を確認する
  • 著作権や使用許諾の扱いを文章で残す

自分で歌詞を書いた場合、作詞者は自分になります。

一方で、作曲者はメロディを作った作曲家になります。

公開時のクレジットでは、たとえば「作詞:自分の名義/作曲:作曲家名/編曲:編曲者名」のように分けて表記することが多いです。

ただし、表記ルールや権利の扱いは依頼先によって違うため、必ず事前に確認しましょう。

作曲依頼の相談テンプレート

自分で作詞した歌詞をもとに作曲依頼するときは、以下のような文面で相談すると分かりやすいです。

歌い手向け・作詞済み作曲依頼テンプレート

はじめまして。歌い手として活動している〇〇と申します。
自分で作詞した歌詞をもとに、オリジナル曲の作曲をお願いしたくご相談しました。

【活動場所】
YouTube:〇〇
X:〇〇

【依頼したい内容】
歌詞はこちらで用意しています。
この歌詞にメロディを付けて、可能であれば編曲・カラオケ音源制作までお願いしたいです。

【曲の目的】
初めてのオリジナル曲としてYouTubeに投稿し、今後は歌枠やライブでも歌いたいと考えています。

【歌詞について】
サビにしたいフレーズは「〇〇」です。
この一文はできれば残したいです。
それ以外の語尾や文字数は、メロディに合わせて調整していただいて大丈夫です。

【希望する曲の雰囲気】
明るく前向きで、リスナーさんへの感謝が伝わる曲にしたいです。
サビは覚えやすく、自分の声が映える曲を希望しています。

【参考曲】
・〇〇:サビの開放感が好きです。
・〇〇:Aメロの静かな雰囲気を参考にしたいです。
・〇〇:ギターの音色が好きです。

【歌いやすいキー】
普段は〇〇の曲を原キーで歌っています。
高すぎる曲は少し苦手です。

【使用範囲】
YouTube投稿、YouTube収益化、歌枠での歌唱、ライブ使用、SNS投稿を考えています。

【希望納期】
〇月〇日ごろまでに完成希望です。

【予算】
〇万円前後で考えています。
作曲のみの場合、作編曲までの場合、MIX込みの場合で見積もりを教えていただけますと幸いです。

【確認したいこと】
・作曲のみと作編曲込みの料金差
・歌詞の調整対応の可否
・仮歌の有無
・カラオケ音源の納品可否
・修正回数
・商用利用の可否
・作詞者・作曲者のクレジット表記
・著作権、使用許諾の扱い

お見積もり可能でしたら、対応範囲と料金を教えていただけますと幸いです。
よろしくお願いいたします。

このテンプレートのポイントは、「作曲だけ」ではなく、作曲のみ・作編曲込み・MIX込みで見積もりを分けて聞くことです。

最初に範囲を分けて確認しておくと、あとから予算が足りなくなる失敗を防ぎやすくなります。

自分で作詞するメリット

歌い手が自分で作詞することには、いくつかのメリットがあります。

  • 自分の言葉でリスナーに届けられる
  • 活動のストーリーを入れやすい
  • 歌ってみたでは出せない本人らしさが出る
  • 作詞費用を抑えられる場合がある
  • 歌うときの感情が入りやすい

特に、初めてのオリジナル曲では、技術的に完璧な歌詞よりも、本人の言葉であることが強みになる場合があります。

リスナーに伝えたい言葉があるなら、最初のメモだけでも自分で書いておく価値があります。

自分で作詞するデメリット・難しい点

一方で、自分で作詞する場合には難しい点もあります。

  • 歌に乗せる文字数の調整が難しい
  • サビのフレーズが弱くなることがある
  • 文章っぽくなりすぎることがある
  • メロディに合わせて修正が必要になる
  • 客観的に見て分かりにくい歌詞になることがある

歌詞は、読む文章ではなく歌う言葉です。

書いたあとに声に出して読み、息継ぎしやすいか、言葉が詰まりすぎていないか、サビが覚えやすいかを確認しましょう。

歌い手・VTuber向け「はじめてのオリ曲制作室」について

初めて自分で作詞してオリジナル曲を作るときは、不安が多いと思います。

  • この歌詞で曲にできるか分からない
  • 作曲だけ頼めばいいのか分からない
  • 編曲やMIXまで必要なのか知りたい
  • 歌詞をどこまで直していいか相談したい
  • 自分の声に合うメロディにしたい
  • リスナーに届くサビを一緒に考えたい

こうした悩みがある場合は、最初から完璧な歌詞を用意する必要はありません。

入れたい言葉、伝えたい気持ち、歌いたい雰囲気、予算、公開予定日を整理するところから始めれば大丈夫です。

歌い手・VTuber向けのオリジナル曲制作を相談したい方へ

「自分で書いた歌詞を曲にしたい」「作曲だけ頼むべきか、作編曲まで頼むべきか相談したい」「自分の言葉を活かしたオリジナル曲を作りたい」という方は、楽曲提供ページからご相談ください。


歌い手・VTuber向けオリジナル曲制作の相談はこちら

自分で作詞して作曲だけ依頼する場合のよくある質問

自分で作詞して作曲だけ依頼できますか?

できます。自分で書いた歌詞にメロディを付けてもらう形で依頼できます。ただし、公開用の完成音源にするには、編曲、カラオケ音源、録音、MIXが別で必要になる場合があります。

作詞済みなら費用は安くなりますか?

作詞費用は抑えられる可能性があります。ただし、歌詞をメロディに乗せるための調整や、作曲・編曲・MIXの費用は必要です。総額では作業範囲によって変わります。

歌詞は完成していないと依頼できませんか?

完成していなくても相談できる場合があります。入れたい言葉、サビにしたいフレーズ、曲のテーマだけでも、作曲家と一緒に整理できることがあります。

作曲だけ依頼すればYouTubeに投稿できますか?

作曲だけがメロディ制作を指す場合、それだけではYouTube投稿用の完成音源にはなりません。伴奏を作る編曲、歌の録音、ボーカルMIX、マスタリング、動画化が必要になることがあります。

歌詞を作曲家に直されることはありますか?

あります。メロディに乗せやすくするために、語尾、文字数、言い回しを調整することがあります。変えてよい部分と残したい部分を事前に伝えておくと安心です。

作詞者のクレジットはどうなりますか?

自分で歌詞を書いた場合、基本的には作詞者として自分の名義を表記します。作曲者、編曲者、MIX担当者の表記ルールは依頼内容によって変わるため、事前に確認しましょう。

著作権はどうなりますか?

作詞部分は作詞者、作曲部分は作曲者に権利が発生します。依頼したからといって、すべての権利が自動的に依頼者へ移るとは限りません。使用範囲や著作権譲渡の有無は契約や見積もりで確認しましょう。

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まとめ:自分で作詞して作曲だけ依頼するなら、作編曲・MIXまで必要か確認しよう

歌い手が自分で作詞して、作曲だけ依頼することはできます。

自分の言葉でリスナーに届けられるため、初めてのオリジナル曲でも本人らしさを出しやすい方法です。

ただし、作曲だけでは完成音源にならない場合があります。

メロディだけでなく、伴奏を作る編曲、カラオケ音源、ボーカル録音、MIX、マスタリング、動画制作まで必要になることがあります。

依頼前には、作曲のみ、作編曲込み、MIX込みで何が違うのかを確認しましょう。

また、自作歌詞はそのまま曲に乗るとは限りません。

サビにしたい言葉、変えてよい部分、変えたくない部分を整理して作曲家に伝えると、制作がスムーズになります。

自分の言葉を大切にしながら、歌いやすく、長く活動で使えるオリジナル曲を作っていきましょう。

参考文献・参考サイト

この記事では、歌い手向けの作曲依頼、作詞済み楽曲制作、音楽利用、著作権、YouTube収益化に関する情報について、以下の公式情報・関連資料を参考にしています。

※作曲依頼の料金、納品範囲、商用利用、著作権、クレジット表記、修正回数は、作曲家やサービスによって異なります。依頼前に必ず見積もりを取り、使用範囲と納品内容を確認してください。

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