ドラゴンボールで一人多役を担当する声優は?野沢雅子・古川登志夫らの担当キャラを解説

『ドラゴンボール』シリーズには、1人の声優が複数の別キャラクターを担当しているケースが数多くあります。

最も有名なのは野沢雅子さんですが、野沢さんだけではありません。

公式キャスト情報から確認できる代表例を整理すると、次のようになります。

声優 代表的な担当キャラクター
野沢雅子 孫悟空、孫悟飯、孫悟天、バーダック、ターレスなど
古川登志夫 ピッコロ、ブルー将軍など
中尾隆聖 フリーザ、クウラ、フロストなど
田中真弓 クリリン、ヤジロベー
千葉繁 ピラフ、ラディッツなど
皆口裕子 ビーデル、パン
龍田直樹 ウーロン、ハイヤードラゴンなど

ただし、『ドラゴンボール』はテレビシリーズだけでなく、劇場版や『ドラゴンボール改』『ドラゴンボール超』など長い歴史があります。

同じキャラクターでも作品によって担当声優が異なる場合があるため、「シリーズを通して常にこの声優」とは限りません。

この記事では、東映アニメーションやドラゴンボールオフィシャルサイトなどで確認できる代表例を中心に紹介します。

ドラゴンボールで一人多役を担当した声優一覧

まずは代表例をもう少し詳しく整理します。

声優 キャラクター 確認できる主な作品
野沢雅子 孫悟空/孫悟飯/孫悟天 ドラゴンボール改・ドラゴンボール超など
野沢雅子 バーダック ドラゴンボール超 ブロリーほか
野沢雅子 ターレス 地球まるごと超決戦
古川登志夫 ピッコロ/ブルー将軍 テレビシリーズ・劇場版など
中尾隆聖 フリーザ/クウラ とびっきりの最強対最強など
中尾隆聖 フリーザ/フロスト ドラゴンボール超
田中真弓 クリリン/ヤジロベー 劇場版ドラゴンボールZなど
千葉繁 ピラフ/ラディッツ ドラゴンボール/ドラゴンボール改など
皆口裕子 ビーデル/パン ドラゴンボールZ 復活の「F」など
龍田直樹 ウーロン/ハイヤードラゴン 劇場版ドラゴンボールZなど

以下、それぞれ見ていきましょう。

野沢雅子|悟空・悟飯・悟天だけではない

『ドラゴンボール』の一人多役といえば、まず野沢雅子さんです。

東映アニメーションの『ドラゴンボール超』公式キャストでは、

  • 孫悟空
  • 孫悟飯
  • 孫悟天

の3人すべてが野沢雅子さんと明記されています。

つまり、父親と息子2人を野沢さんが一人三役で担当しています。

この3役については、こちらの記事で詳しく解説しています。

ドラゴンボールの悟空・悟飯・悟天の声優は同じ?野沢雅子が一人三役を担当

悟空の父・バーダックも野沢雅子

さらに、悟空の父親であるバーダックも野沢雅子さんです。

2018年公開の映画『ドラゴンボール超 ブロリー』でも、

  • 孫悟空:野沢雅子
  • バーダック:野沢雅子

と公式キャストに掲載されています。

つまり野沢さんは、悟空本人だけでなく、悟空の父・息子たちまで担当しています。

ターレスも野沢雅子

1990年公開の劇場版『ドラゴンボールZ 地球まるごと超決戦』では、敵キャラクターのターレスも野沢雅子さんが担当しました。

東映アニメーション公式のキャスト欄では、

「孫悟空、孫悟飯、ターレス/野沢雅子」

とまとめて掲載されています。

ターレスは悟空本人ではありません。

そのため、同じ作品の中で野沢さんが味方側の悟空・悟飯と、敵側のターレスまで演じていることになります。

野沢雅子はドラゴンボールで何役?

「野沢雅子さんはドラゴンボールで何役なの?」と疑問に思う人もいるでしょう。

しかし、単純に「○役」と固定した数字で答えるのは難しいです。

テレビシリーズ、劇場版、ゲームなどまで含めると担当キャラクターが増えるうえ、同一人物の別形態や別存在をどう数えるかによっても数字が変わります。

青二プロダクションの公式プロフィールでも、『ドラゴンボール』シリーズの担当役について「孫悟空、悟飯、悟天 他」とされています。

そのため、「悟空・悟飯・悟天を中心に、バーダックやターレスなど複数のキャラクターを演じている」とするのが安全です。

古川登志夫|ピッコロだけでなくブルー将軍も担当

古川登志夫さんの『ドラゴンボール』で最も有名な役は、もちろんピッコロです。

現在の青二プロダクション公式プロフィールでも、『ドラゴンボール』シリーズの代表役としてピッコロが掲載されています。

しかし、古川さんはシリーズ内で別のキャラクターも演じています。

ブルー将軍も古川登志夫

代表例がレッドリボン軍のブルー将軍です。

1988年公開の劇場版『ドラゴンボール 摩訶不思議大冒険』では、東映アニメーション公式キャストに

ブルー将軍:古川登志夫

と掲載されています。

つまり、

  • 味方として戦うピッコロ
  • レッドリボン軍のブルー将軍

というかなり性格の違うキャラクターを古川さんが演じています。

ブルー将軍は作品によって声優が違う

ただし、「ブルー将軍の声優=必ず古川登志夫さん」と覚えるのは正確ではありません。

1996年公開の劇場版『ドラゴンボール 最強への道』では、ブルー将軍を島田敏さんが担当しています。

つまりブルー将軍は、作品によって声優が異なるケースがあります。

長寿シリーズの一人多役を調べるときには、「どの作品で誰が担当したのか」まで確認することが重要です。

中尾隆聖|フリーザ・クウラ・フロスト

悪役側の一人多役として非常に分かりやすいのが、中尾隆聖さんです。

代表役はフリーザですが、ほかにもフリーザと関係の深いキャラクターを担当しています。

フリーザとクウラは同じ声優

1991年公開の映画『ドラゴンボールZ とびっきりの最強対最強』では、

クウラ、フリーザ:中尾隆聖

と東映アニメーション公式キャストに明記されています。

クウラはフリーザの兄として登場する劇場版キャラクターです。

つまり、兄弟を同じ中尾隆聖さんが担当しています。

ドラゴンボール超ではフロストも担当

さらに『ドラゴンボール超』では、第6宇宙の戦士フロストも中尾隆聖さんが担当しています。

東映アニメーション公式キャラクターページでは、

  • フリーザ:中尾隆聖
  • フロスト:中尾隆聖

と掲載されています。

フロストはフリーザ本人ではなく、第6宇宙に存在する別キャラクターです。

そのため中尾さんは、フリーザ、クウラ、フロストという複数の別キャラクターを演じています。

田中真弓|クリリンとヤジロベー

田中真弓さんも『ドラゴンボール』シリーズで複数の役を担当しています。

最も有名なのはクリリンですが、ヤジロベーも田中さんです。

1991年公開の『ドラゴンボールZ とびっきりの最強対最強』の公式キャストでは、

「クリリン、ヤジロベー/田中真弓」

と2役がまとめて掲載されています。

2人は血縁関係もなく、性格や見た目もまったく違う別キャラクターです。

特にクリリンは俊敏に戦う主要戦士、ヤジロベーはマイペースで食いしん坊という大きな違いがあります。

千葉繁|ピラフとラディッツ

千葉繁さんも、シリーズのかなり違う立場のキャラクターを演じています。

初期のテレビアニメ『ドラゴンボール』では、世界征服を狙うピラフを担当。

一方、『ドラゴンボールZ』および『ドラゴンボール改』では、悟空の兄であるラディッツを担当しています。

キャラクター 声優
ピラフ 千葉繁
ラディッツ 千葉繁

コミカルな悪役であるピラフと、『ドラゴンボールZ』序盤で強敵として登場するラディッツという、非常に異なるキャラクターを同じ声優が演じています。

皆口裕子|ビーデルとパン

皆口裕子さんも親子を一人二役で担当した例があります。

2015年公開の映画『ドラゴンボールZ 復活の「F」』の東映アニメーション公式キャストでは、

「ビーデル/パン:皆口裕子」

と掲載されています。

パンは悟飯とビーデルの娘なので、皆口さんは母親のビーデルと娘のパンを担当したことになります。

野沢雅子さんの悟空・悟飯・悟天とは別の形で、親子を同じ声優が演じている例です。

龍田直樹|ウーロンとハイヤードラゴン

龍田直樹さんの代表役の一つがウーロンです。

劇場版では、悟飯と仲の良いハイヤードラゴンも担当しています。

『ドラゴンボールZ 地球まるごと超決戦』では、東映アニメーション公式キャストに

「ウーロン、ハイヤードラゴン/龍田直樹」

と掲載されています。

人間以外のキャラクター同士でも、一人多役が行われている例です。

なぜドラゴンボールでは同じ声優が何役も担当する?

「ドラゴンボールでは、なぜ同じ声優がこれほど多くのキャラクターを演じているの?」と疑問に思うかもしれません。

しかし、すべての一人多役について共通する理由を制作側が公式に説明した資料は確認できません。

事情はキャラクターごとに異なります。

たとえば野沢雅子さんは、悟飯役について、自分自身も当初は別の声優が担当すると思っていたことを東映アニメーションの公式インタビューで明かしています。

実際に台本を見て、自分が悟飯も担当することを知って驚いたそうです。

一方で、フリーザとクウラ、クリリンとヤジロベーなどについて、

  • 制作費を節約するため
  • 収録人数を減らすため
  • 声が似ている設定だから

といった統一的な理由を公式が説明しているわけではありません。

そのため、「一人多役=制作費削減」といった説明を根拠なく断定するのは避けた方がよいでしょう。

同じ人物の変身や別形態は「一人多役」に数える?

一人多役を数えるときには、「別キャラクター」と「同じ人物の別形態」を分ける必要があります。

たとえば、

  • 通常の悟空と超サイヤ人悟空
  • 通常のフリーザとゴールデンフリーザ
  • 通常のクウラとメタルクウラ

は基本的に同一人物です。

そのため、この記事では変身形態が増えるたびに「別の1役」とは数えていません。

一方、

  • 悟空と悟飯
  • 悟空とターレス
  • フリーザとクウラ
  • フリーザとフロスト
  • クリリンとヤジロベー

などは設定上別々の人物なので、一人多役の例として扱っています。

作品によって声優が変わるキャラクターにも注意

『ドラゴンボール』は1986年のテレビアニメ開始から長く続いているシリーズです。

その間には、

  • テレビアニメ『ドラゴンボール』
  • 『ドラゴンボールZ』
  • 『ドラゴンボールGT』
  • 『ドラゴンボール改』
  • 『ドラゴンボール超』
  • 各劇場版
  • その他の関連作品

などがあります。

そのため、同じキャラクターでも作品や時期によってキャストが異なる場合があります。

先ほど紹介したブルー将軍もその一例で、『摩訶不思議大冒険』では古川登志夫さん、『最強への道』では島田敏さんです。

「○○の声優は誰?」を調べるときは、キャラクター名だけでなく作品名・放送時期まで確認することが重要です。

ドラゴンボールの一人多役についてよくある質問

悟空・悟飯・悟天は本当に同じ声優ですか?

はい。日本版アニメでは3人とも野沢雅子さんです。東映アニメーション公式サイトでも「孫悟空・孫悟飯・孫悟天/野沢雅子」と掲載されています。

悟空とバーダックも同じ声優ですか?

はい。2018年の『ドラゴンボール超 ブロリー』では、孫悟空と父親のバーダックをどちらも野沢雅子さんが担当しています。

悟空とターレスも同じ声優?

はい。劇場版『ドラゴンボールZ 地球まるごと超決戦』では、悟空・悟飯・ターレスを野沢雅子さんが担当しています。

ピッコロとブルー将軍は同じ声優ですか?

古川登志夫さんはピッコロを長年担当しており、『ドラゴンボール 摩訶不思議大冒険』ではブルー将軍も担当しています。

ただし、1996年の『最強への道』ではブルー将軍を島田敏さんが担当しているため、作品によって異なります。

フリーザとクウラは同じ声優ですか?

はい。劇場版『とびっきりの最強対最強』では、フリーザと兄のクウラを中尾隆聖さんが担当しています。

フリーザとフロストも同じ声優?

はい。『ドラゴンボール超』ではフリーザとフロストを中尾隆聖さんが担当しています。

クリリンとヤジロベーは同じ声優ですか?

はい。田中真弓さんです。劇場版の公式キャストでも「クリリン、ヤジロベー/田中真弓」と掲載されています。

ドラゴンボールで一番多くの役を担当している声優は野沢雅子?

野沢雅子さんが非常に多くの主要キャラクターを担当していることは確認できますが、「歴代全作品・全モブキャラクターを含めて最多」と公式が集計した資料は今回確認できませんでした。

そのため、「最も有名な一人多役の声優の一人」とするのが正確です。

まとめ|ドラゴンボールには一人多役の声優が多い

『ドラゴンボール』シリーズでは、多くの声優が複数のキャラクターを演じています。

代表例をまとめると、

  • 野沢雅子:悟空、悟飯、悟天、バーダック、ターレスなど
  • 古川登志夫:ピッコロ、ブルー将軍など
  • 中尾隆聖:フリーザ、クウラ、フロストなど
  • 田中真弓:クリリン、ヤジロベー
  • 千葉繁:ピラフ、ラディッツなど
  • 皆口裕子:ビーデル、パン
  • 龍田直樹:ウーロン、ハイヤードラゴンなど

となります。

ただし、長寿シリーズのため、作品によって担当声優が異なるキャラクターもいます。

また、「変身した同一人物」を別役として数えるかどうかでも数字が変わるため、「○○さんはドラゴンボールで全部で何役」と単純に断定する場合には注意が必要です。

声優が1人で複数キャラクターを担当する仕組みそのものについては、こちらの記事でも解説しています。

声優の「一人多役」とは?1人で複数キャラクターを演じた代表例を紹介

関連記事

参考文献・参照サイト

  • 東映アニメーション『ドラゴンボール超』キャラクター/キャスト
  • 東映アニメーション『ドラゴンボール改』スタッフ&キャスト
  • ドラゴンボールオフィシャルサイト「映画『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』孫悟飯役・野沢雅子さん&ピッコロ役・古川登志夫さんインタビュー!」
  • 東映アニメーション『ドラゴンボール超 ブロリー』キャラクター/キャスト
  • 東映アニメーション『ドラゴンボールZ 地球まるごと超決戦』キャラクター/キャスト
  • 東映アニメーション『ドラゴンボール 摩訶不思議大冒険』キャラクター/キャスト
  • 東映アニメーション『ドラゴンボール 最強への道』キャラクター/キャスト
  • 東映アニメーション『ドラゴンボールZ とびっきりの最強対最強』キャラクター/キャスト
  • 東映アニメーション『ドラゴンボールZ 復活の「F」』キャラクター/キャスト
  • 青二プロダクション「野沢雅子」公式プロフィール
  • 青二プロダクション「古川登志夫」公式プロフィール
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