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アニメ『EX-ARM エクスアーム』について検索すると、「チャーハン」「作画崩壊」「ひどい」といった言葉が表示されます。
なかでも有名なのが、第1話で主人公の夏目アキラがチャーハンを作る場面です。
結論からいうと、チャーハン場面が話題になった主な理由は、次の3点です。
- 3DCGで描かれた人物とチャーハンの質感が大きく異なっていた
- 場面転換により、巨大なチャーハンが家の上に浮いているように見えた
- 大量のチャーハンと大きな中華鍋を軽々と扱う動きがシュールだった
ただし、『EX-ARM』のストーリーや原作漫画まで「ひどい」と評価されているわけではありません。
この記事では、チャーハン場面が話題になった理由を中心に、アニメの3DCG、原作との印象の違い、作品本来の魅力を解説します。
『EX-ARM エクスアーム』のチャーハンは何話?
話題のチャーハン場面が登場するのは、アニメ『EX-ARM エクスアーム』の第1話「禁断の兵器」です。
2014年に生きていた主人公・夏目アキラと、兄・柊一の日常を描いた回想場面で、アキラがチャーハンを作っています。
本来は、兄弟の関係やアキラの人柄を伝えるための場面です。
しかし、独特な場面転換や3DCGの動きに視聴者の注目が集まり、物語の内容以上に「チャーハンの場面」が広く知られるようになりました。
チャーハン場面が話題になった理由
チャーハンが家の上に浮かんでいるように見える
学校から自宅の場面へ切り替わる際、画面の手前にチャーハンが大きく映し出されます。
その後ろには家の外観が映っているため、見る人によっては「巨大なチャーハンが家の上に浮かんでいる」「空からチャーハンが降ってきた」ように見えます。
料理を利用した場面転換そのものは、映像作品で使われることのある演出です。
しかし、チャーハンが画面の大部分を占めていることや、背景との距離感が分かりにくいことから、意図せずシュールな映像になったと考えられます。
3DCGの人物とチャーハンの質感が違う
夏目アキラは3DCGで描かれている一方、チャーハンは平面的なイラストに近い表現になっています。
人物、中華鍋、料理でそれぞれ質感や動き方が異なるため、同じ空間に存在していないような違和感が生まれました。
3DCGと2D作画を組み合わせる手法自体は、多くのアニメ作品で使われています。
『EX-ARM』の場合は両者の違いが目立ち、チャーハンが人物や中華鍋になじんでいないように見えてしまったのでしょう。
チャーハンの量と中華鍋の動きが印象的
アキラは大きな中華鍋を片手で振り、大量のチャーハンを調理しています。
アキラはこの時点では普通の高校生です。それにもかかわらず、重そうな中華鍋を軽々と扱うため、視聴者から動きの不自然さを指摘されました。
完成したチャーハンの量もかなり多く見えるため、「いったい何人前なのか」とツッコミを入れたくなる場面になっています。
現実の調理を忠実に再現したというよりも、兄弟の日常を短時間で表現するため、分かりやすさを重視した演出だった可能性があります。
『EX-ARM』が「ひどい」と言われる5つの理由
『EX-ARM』は、チャーハン場面だけでなく、アニメ全体の映像表現についても厳しい意見が見られました。
ここからは、「エクスアーム ひどい」「エクスアーム 作画崩壊」と検索される理由を整理します。
1.キャラクターの表情が伝わりにくい
本作では、多くの主要キャラクターが3DCGで描かれています。
一方で、表情の変化が小さく、声優の演技と顔の動きが合っていないように見える場面があります。
驚きや恐怖、悲しみといった感情が表情から伝わりにくいため、視聴者が物語へ入り込みにくくなった可能性があります。
2.2Dと3DCGが同じ画面に混在している
主要人物が3DCGである一方、背景の人物や一部の物体は2Dで描かれています。
それぞれの画風や動きが異なるため、同じ場面の中でもキャラクターが浮いて見えることがあります。
これは3DCGの使用自体が問題なのではありません。異なる映像表現を、一つの画面になじませることの難しさが表れた結果と考えられます。
3.戦闘場面に重量感やスピード感が少ない
『EX-ARM』は、未知の兵器をめぐるSFクライムアクションです。
本来であれば戦闘場面は作品の大きな見どころですが、キャラクターの動きがゆっくり見えたり、攻撃の衝撃が伝わりにくかったりする場面があります。
登場人物は激しく戦っているはずなのに、映像から緊迫感を感じにくい。この違いも、視聴者が違和感を抱いた理由の一つです。
4.カメラワークや場面転換が独特
チャーハンを大きく映した場面転換をはじめ、本作には実写作品を思わせるカメラワークが使われています。
監督の木村好克さんは、もともと実写作品を中心に活動してきた人物です。アニメ放送前のインタビューでは、実写で培ったカメラワークやアクション演出を生かしたいと説明していました。
従来とは異なるアニメを目指した試みだったと考えられますが、3DCGキャラクターの動きとうまくかみ合わず、不自然に感じられた部分もあったのでしょう。
ただし、完成した映像の責任を監督や特定のスタッフだけに求めることはできません。アニメは、制作会社や複数の担当者が関わって作られるものだからです。
5.原作漫画の作画との落差が大きい
原作漫画はHiRockさんが原作、古味慎也さんが作画を担当しています。
古味慎也さんの緻密な人物描写やメカニック、迫力のある戦闘場面は、原作の大きな魅力です。
そのため、原作の映像化を期待していた読者ほど、アニメ版のキャラクターデザインや動きとの違いを強く感じたと考えられます。
「作画崩壊」という表現は正しい?
『EX-ARM』は「作画崩壊アニメ」と呼ばれることがありますが、厳密には一般的な作画崩壊とは少し違います。
一般的な作画崩壊は、手描きアニメでキャラクターの顔や体形が場面ごとに崩れてしまう状態を指します。
『EX-ARM』で問題視されたのは、主に次のような部分です。
- 3DCGモデルの表情
- キャラクターの動き
- 2Dと3DCGの不統一
- カメラワーク
- 画面構成
- 演出のテンポ
したがって、「作画崩壊」というよりも、3DCGや演出に違和感があると表現したほうが正確です。
ただし、検索する人の多くは映像全体の違和感をまとめて「作画崩壊」と表現しているため、本作と作画崩壊が結び付けられています。
『EX-ARM』はどんな作品?
『EX-ARM』は、2030年の東京を舞台にしたSFクライムアクションです。
主人公の夏目アキラは、2014年に交通事故に遭います。それから16年後、アキラは肉体を失い、脳だけの超兵器「EX-ARM No.00」として目を覚ましました。
警察官の上園美波やアンドロイドのアルマたちと協力しながら、アキラはEX-ARMを悪用する犯罪組織と戦います。
同時に、自分がなぜ兵器にされたのか、失われた記憶や肉体を取り戻せるのかという謎にも迫っていきます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作品名 | EX-ARM エクスアーム |
| 原作 | HiRock |
| 漫画 | 古味慎也 |
| ジャンル | SF・クライムアクション |
| アニメ放送 | 2021年 |
| 話数 | 全12話 |
| 監督 | 木村好克 |
| アニメーション制作 | Visual Flight |
| 夏目アキラ役 | 斉藤壮馬 |
| 上園美波役 | 小松未可子 |
| アルマ役 | 鬼頭明里 |
映像以外には評価できる部分もある
アニメ版の映像には厳しい評価が集まりましたが、作品のすべてに問題があるわけではありません。
SF作品としての設定が興味深い
人間の脳を兵器として利用する設定や、意識をアンドロイドへ移す能力など、サイバーパンク作品らしい題材が使われています。
人間と機械の境界や、肉体を失っても人間と呼べるのかというテーマも含まれています。
映像の印象に隠れていますが、設定そのものはスケールが大きく、先の展開が気になる作品です。
声優陣が豪華
主人公の夏目アキラを斉藤壮馬さん、上園美波を小松未可子さん、アルマを鬼頭明里さんが演じています。
このほかにも、浪川大輔さん、上坂すみれさん、石川由依さん、八代拓さん、遊佐浩二さんなどが出演しています。
キャラクターの表情が小さい場面でも、声優陣の演技によって登場人物の感情が補われています。
原作漫画の絵が美しい
原作では、古味慎也さんによる緻密な作画で物語を楽しめます。
アニメを見て設定やストーリーが気になった人には、原作漫画から読み直す方法もおすすめです。
アニメ版と原作漫画を比較すると、人物の表情、戦闘場面、メカニックの描写がどのように違うのかが分かります。
『EX-ARM』本来の世界観や緻密な作画を楽しみたい人は、原作第1巻から確認してみてください。
チャーハン場面はネタだけで終わらない
チャーハン場面は映像の不自然さばかりが注目されましたが、物語上はアキラと兄・柊一の関係を示す場面でもあります。
肉体を失ったアキラにとって、兄と過ごした時間や食事の記憶は、人間だった頃を象徴するものです。
チャーハンは、単に視聴者を笑わせるために登場したわけではありません。
映像のインパクトが強すぎたことで本来の意味が伝わりにくくなりましたが、物語が進んでから振り返ると、アキラの過去を構成する大切な記憶だったことが分かります。
『EX-ARM』を楽しめる人
アニメ版『EX-ARM』は、次のような人なら独自の楽しみ方ができるでしょう。
- 話題になったチャーハン場面を確認したい人
- 個性的な3DCGアニメに興味がある人
- SFやサイバーパンク作品が好きな人
- アニメと原作の違いを比較したい人
- 豪華声優陣の演技を楽しみたい人
一方で、滑らかな3DCGや迫力のあるアクションを重視する人は、映像に違和感を覚える可能性があります。
評価だけを見て判断するのではなく、「どこが話題になったのか」を確認するという見方もできる作品です。
『EX-ARM』についてよくある質問
チャーハンが登場するのは何話ですか?
アニメ第1話「禁断の兵器」です。夏目アキラが兄の柊一にチャーハンを作る回想場面で登場します。
なぜチャーハンが家に降っているように見えるのですか?
チャーハンを画面の手前に大きく表示し、その後ろに家の外観を重ねた場面転換だからです。遠近感が分かりにくく、巨大なチャーハンが家の上に浮かんでいるように見えます。
『EX-ARM』は本当に作画崩壊していますか?
一般的な手描きアニメの作画崩壊とは異なります。主に3DCGの表情や動き、2D作画との不統一、画面構成や演出などが「作画崩壊」と表現されています。
原作漫画もひどいのですか?
原作漫画とアニメ版の映像は分けて評価する必要があります。原作は緻密な作画やSF設定が魅力で、アニメの映像に対する批判が、そのまま原作の評価を意味するわけではありません。
『EX-ARM』は全何話ですか?
テレビアニメは全12話です。2021年1月から3月にかけて放送されました。
まとめ
『EX-ARM エクスアーム』のチャーハン場面が話題になった理由は、料理と3DCGキャラクターの質感の違い、独特な場面転換、大量のチャーハンを軽々と扱う動きにあります。
アニメ全体についても、人物の表情、2Dと3DCGの混在、戦闘場面の動きなどが、「ひどい」「作画崩壊」と検索される原因になりました。
一方で、本作には次のような魅力もあります。
- 人間と機械の境界を扱ったSF設定
- 謎を秘めた超兵器をめぐるストーリー
- 斉藤壮馬さん、小松未可子さん、鬼頭明里さんら声優陣の演技
- 古味慎也さんによる原作漫画の緻密な作画
チャーハンの映像だけが独り歩きしていますが、原作や物語まで否定された作品ではありません。
映像が話題になった理由を確認しつつ、アニメと原作の違いを比較してみるのも、『EX-ARM』の一つの楽しみ方です。